内々定時期の学生の就職活動状況を分析してみる
サブプライムローン等米国景気の後退で日本の景気不透明感が強まってきています。しかしながら、団塊世代の退職の大量退職で人材の不足感が強まり、企業の採用意欲は旺盛で売り手市場が続いています。
毎日コミュニケーションが4月10日に発表した「就職活動アンケート 3月の動き」調査結果によると、27.8%の学生(2009年度卒業予定)が内々定を受けており、前年度比べても5ポイント増となっており、企業の早期囲い込みが一段と強くなっていることがわかります。
ブログできざしを見つけるサイトのKizasi.jpの「きざし的フォークソノミー」で“内々定”を検索してみるとどうでしょうか?昨年度は、4月後半がピークで5月中旬から減少傾向を見せています。ブログの傾向からは、今年も内々定のピークは4月中旬から下旬と推測されます。(※4/18現在)
また、“就職活動 終了”と検索してみると、ピーク時は“内々定”と同様の動きを見せていますが、ピーク時以外は1年を通じて横ばいを見せており、内々定をとっても就職活動を続ける学生も少なくはないようです。
“最終面接”と検索してみると、“内々定”とほぼ同じ動きを見せており、“最終面接”が終わるとすぐに“内々定”の通知をする傾向が読み取れます。
“第一志望群”で検索してみると、3月下旬から4月上旬がピークになっています。4月中旬から下旬に内々定獲得に向けて、この時期に第一志望群への活動が活発化していることがわかります。
“内々定 辞退”で検索してみると、4月下旬がピークです。内々定をとるとすぐに辞退する学生も少なくはないようです。
以上、ブログから内々定時期の学生の就職活動の傾向を調べてみました。ちょうどこの時期が就職活動をしている学生の皆さんにとって一番大切な時期だと思いますので、是非後悔のないようにがんばってください。