“マルチメディア時代”の意味を今改めて考える
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10数年前、私が企業の就職活動をしているときに「マルチメディア」というキーワードが新聞や雑誌そしてテレビ等のマスコミ等で騒がれはじめました。当時、アメリカのゴア大統領が「情報スーパーハイウェイ構想」を掲げ、マルチメディア時代の到来は黒船来襲に匹敵するほどの衝撃があると言われる評論家等もいらっしゃいました。
就職活動中の面接では志望動機に「これからのマルチメディア時代に興味があります!!」と言って面接官からきょとんとされた記憶があります。当時は今のWeb2.0と同様マルチメディアというキーワードも非常にあいまいな定義であったために、自分なりに定義付けをしてマルチメディア時代のあるべき姿を学生ながらに勉強して面接官に説明したりもしました。
当時は、世の中がネットワークでつながり、例えば好きな時に好きな映画(動画)を見られるVOD(Video On Demand)等は将来実現されるであろうという夢物語でしたが、今はYouTubeやニコニコ動画やGyao等で簡単でしかも無料で閲覧できる時代になりました。
ここ数日間のGoogleニュースで“マルチメディア”というキーワードを拾ってみました。(10/4現在)
- マルチメディアソリューション
- マルチメディア百科事典
- マルチメディアTV
- マルチメディアカード
- マルチメディア放送
- マルチメディアシステム
- マルチメディアコンテンツ
- マルチメディアプレイヤー
- マルチメディアソフト
- マルチメディア携帯
マルチメディアというキーワードは今も思ったよりも使われているようです。Googleニュースだけで単純に比較するとWeb2.0よりも多く使われている感じがしています。ITに関する新しいキーワードが生まれれば消える繰り返しですが、現在は既に昔言われたマルチメディアが実現された社会であり、マルチメディア時代の普及期と捉えてもおもしろいのかもしれません。
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