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ネット社会の近未来と仮想アイデンティティ

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ネットを使うことが当たり前の時代になり、我々はネットがある未来社会をどのようにイメージしているのでしょうか?

 
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17日、電通総研は「「インターネットと未来に関する調査」-成熟した情報社会の""を求めて-(PDF)」研究レポートを発表しました。

 
いくつか興味深い調査結果があったのでここでいくつか紹介したいと思います。

 

ネット社会は格差社会を助長する

ユーザがイメージするネット社会の近未未来像の調査結果の中で、上位3つは、

  •  機会の平等は拡大するが、情報化の恩恵を被る人と格差が拡大する(34.1%
  • 情報技術関連の犯罪が多発し、セキュリティコストが増大する(23.9%
  • リアルな社会と仮想の世界の区別があいまいになり、社会の信頼性が低下する(19.7%

となっています。

 
Web2.0
時代はCGMConsumer Generated Media)と呼ばれるように消費者が生成するコンテンツが世の中に反映される時代になりましたが、情報を主体的に使いこなすことができなければ、その恩恵を受けることはなかなか厳しく格差が拡大していくことも十分考えられるでしょう。

 
また、セカンドライフ等に代表される仮想世界が次々と出てくる中で、人は現実社会と仮想社会の区別がつかなくなり、例えば仮想社会で裕福に暮らしていた環境をそのまま現実社会に持ち込もうとして社会に悪影響を及ぼすというリスクも出てくる可能性はあるでしょう。

 

リアルのアイデンティティと仮想アイデンティティ

リアルのアイデンティティとネット上のアイデンティティと異なっていると感じる(自分でも他人でも)ことがありますか?という問いに対しての答えはどうでしょうか?

  • よく感じる(13.5%)
  • たまに感じることがある(41.0%
  • どちらとも言えない(23.8%)
  • あまり感じない(15.0%)

 
つまり、アイデンティティがリアルとネットで過半数以上のアイデンティティが異なっていることがわかります。

 

最後に

ネット社会の進化は、多くの情報をもたらし、そして多くのコミュニティが作られ、人は様々な恩恵を受けることができるようになりました。しかし一方、情報の大洪水に対する対処やmixi等のSNSそしてセカンドライフ等の仮想社会というコミュニティのあり方も今後十分に議論されていく必要があるでしょう。成熟化したネット社会は、情報の“量”とともに“質”もさらに求められる時代になってきているのかもしれません。


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