グーグルとアジアの強さが世界の検索人口・検索回数を押し上げる
インターネットを利用するにあたって、検索エンジンを利用するユーザは増えてきています。検索エンジンはユーザがインターネット利用する上で既になくてはならない存在となっています。
10月10日、米調査会社コムスコア(comScore)は、「61
Billion Searches Conducted Worldwide in August」と8月の検索エンジンに関する世界シェアに関する調査結果を発表しました。世界的な検索活動に関する包括調査は今回が初めてのようです。
8月の検索エンジンの利用者数は7億5400万人、検索利用回数は述べ610億回で、一人あたりの検索回数は約81回となっています。また、1日あたりに換算すると、検索利用回数は20億回を超えています。
検索利用回数610億回の内訳は、グーグルが371億回とシェア60.7%で圧倒的な強さを誇っており、2位のヤフー(85億回:14%)、3位の百度(32億回:5.3%)、マイクロソフト(22億回:3.5%)等を大きく引き離しています。
グーグルの371億回の検索利用回数の中で50億回は傘下のユーチューブ(YouTube)からであり、ヤフーの85億回迫ってきています。動画検索に関するニーズが非常に高くなってきていることがわかります。
検索利用回数が一番多いのが、日本、中国等のアジア・太平洋地域で2億5800万人が203億回の検索を行っています。また、検索エンジンのシェアにおいても3位に中国の百度、5位に韓国のNeverが入っており、アジアの検索人口数と検索エンジンの力が強まってきていることが浮き彫りになってきています。