オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

デジタル新世代やmixi世代は上司や顧客までWeb2.0を使って評価する

»

101日に内定式が終わり、2009年採用の就職戦線が始まりました。ブログやSNSWikiそしてYouTubeやニコニコ動画等を当たり前のように使いこなす世代が、今企業の扉を開こうとしています。

 

企業の情報や評判を簡単に収集できる時代

ご存知のように現在の就職戦線は売り手市場で、就職活動では他の世代と比べるとあまり苦労をしなくて内定を複数獲得できる世代でもあります。ブログやSNSで就職活動内容を書き、Google等の検索エンジンやブログの評判検索を使って企業の情報や評判も簡単に検索できる時代となりました。

 

上司や顧客が評価される

調査会社のガートナーは、このデジタル新世代の動きに注目しています。そのコメントの一例として、

顧客と販売業者が互いをレーティングし合うeBayのように、若い世代は、Webサイトを使って、同僚、ポップ・カルチャー、教師、製品などのさまざまな側面を評価したがるものなのだ。オースチン氏も、「企業に勤めるデジタル世代は、上司、同僚、さらには顧客までをも(Webサイトを使って)評価するようになるだろう」と、それを認める。(関連記事

 

まとめ

今の若い世代は、フリーターやニート等の問題も抱えていますが、就職を志して活動をしている人にとっては、就職先を昔よりは自由に選べ、ウェブが進化し情報も簡単に収集できるようになってきています。売り手市場の今は企業が学生から選別される時代であり、若い世代の学生は、評価や情報収集に慣れ親しんでいる世代でもあります。

 
その世代が企業の扉を開け、そして企業の中心的存在になったときに、上司や顧客の評価や企業のコラボレーションのスタイルが劇的に変化しているのか、もしくは、逆効果になってしまっているのか今後の動きを注目してみる必要はあるかもしれません。

Comment(0)