薄型テレビ(液晶&プラズマ)の買い時はいつ頃なのか?
そろそろ自宅のテレビも寿命がきたので、薄型テレビに買い換えようと考えているところですが、さて買い時はいつ頃なのでしょうか? 価格面や機能面や著作権(コピーワンス)そしてネット対応の4つの観点から少し整理してみたいと思います。
価格面
薄型テレビの価格は下落を続けましたが、今年の春くらいから価格が下げ止まってきているようです。この時期は決算期と新製品の発売も控えているので、価格面だけで見ると比較的買い時なのかもしれません。さらに安値を狙うのであれば、来年の夏の北京オリンピックの開催直前の在庫整理時期を狙うというのも選択肢の一つでしょう。
機能面
個人的に一番注目しているのは、フルHDネットワークモデルの「REGZA Z3500」です。市販のLAN型やUSB型のHDD(最大8台)をつないで録画が可能なのは魅力です。「価格.com」を見ると、発売前にも関わらず人気アイテムランキング2位につけています。(2007.9.23現在)。画質に関しては既に高いレベルに達していますので、個人的には、REGZA Z3500のようなネットワーク型で市販のHDDを付け足していける薄型テレビが流行っていくのではないかと考えています。
コピーワンス
薄型テレビのみを買うだけであればいいのですが、やはり外付にしても内蔵にしても録画する機能がほしいというケースがほとんどでしょう。今の録画装置は、コピーワンスの制限があるので、使いにくのが正直なところだと思います。8月2日に総務省の諮問機関である情報通信審議会は、コピーワンスの見直しの答申案を提出しました。この内容は、コピー9回とムーブ1回に緩和していこうという動きです。今後コピーの規制が緩和されれば、機器も対応していくので、コピー9に対応したハードディスク内蔵型の薄型テレビが販売されるまで待つというのも選択肢の一つでしょう。(ITmedia 関連記事)
ネット対応
それからブレークするかどうかわかりませんが、テレビでネットが楽しめる「アクトビラ」対応型テレビの発売も始まっています。もし買うのであれば、「アクトビラビデオ」に対応していたほうが、ネットやVOD(Video On Demand)の恩恵を受けやすいでしょう。将来Web2.0的な双方向の利用できるかもしれません。
総合的に判断してみると、価格が安くなり、HDD外付け等ネットワーク機能が充実し、コピー9に対応し、そしてアクトビラの普及時期の来年夏の北京オリンピック直前が一番の買い時と一消費者の立場として考えています。
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※一部訂正のお詫び
「REGZA Z3500」にハードディスクが内蔵と誤った記事を書いてしまいました。
「REGZA H3000」や「REGZA H3300」には内蔵されていますが、「REGZA Z3500」は内蔵されていません。訂正いたします。