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Web2.0時代のソーシャル・イノベーションとは?

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先日、政府は長期戦略指針「イノベーション25」最終とりまとめ(5/25)を報告しました。イノベーション25のコンセプトは、「人口減少下でも技術革新、新しいアイデア、ビジネスなどによるイノベーションで持続的成長と豊かな社会を実現」するというものです。

 
イノベーションという意味は広義で、その人の立場や思想によって解釈は様々です。ユビキタスとは何か情報・技術・人間(坂村 健著)の本を読むと、イノベーションは、“プロダクト(製品)・イノベーション”、“プロセス(方式・運用)・イノベーション”、そして“ソーシャル(制度・構造)・イノベーション”の3つに大きく分類されるとしています。日本は、プロダクトとプロセスの両イノベーションは世界をリードする立場ですが、ソーシャル・イノベーションにおいて日本は弱いという指摘をしています。

 
一方Web2.0の世界ではどうでしょうか? mixi(ミクシィ)等の“ソーシャル・ネットワーキング サービス(SNS)”やnewsing(ニューシング)等の“ソーシャルニュースサイト”、そして社内SNS等に代表される“ソーシャルウェア”等、“ソーシャル”という言葉をよく目にするようになっています。

 
私自身の考えでは、ソーシャル・イノベーションとは、ソーシャル・ネットワークを活用し、情報を収集、検索、加工、蓄積、発信等を行い集合知化させることによって、社会にイノベーションを起こすことと解釈しています。ソーシャル・イノベーションを「社会問題の解決」や「制度・構造の改革」等で捉えるのが一般的のようですが、国民の集合知による社会の見える化とつながる化から、様々なイノベーションが始まるきっかけとなっていけばと考えています。


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