人間グーグルとは?
“人間グーグル”になりたい。日経ビジネスAssocie(2007.8.21)の中の「イケてるBusiness Person」のコーナーで古田秘馬氏が述べていました。古田氏の“人間グーグル”への思いとは、
「データを自分が全部持っているわけではなくて、最少の検索で100個のアイデアを出せるようになりたい」
ということです。
“人間グーグル”になるということは、相手から相談や質問を受けた時に、付加価値を付けて情報を提供してあげる前向きな人をイメージするケースが多いようです。
一方“人間グーグル”に対して時には否定的な解釈するケースもあるようです。“人間グーグル”はいろんなことに表面的に詳しいけれども、うすっぺらで中身を何ももっていない人を指す人もいます。
また、人間検索という意味で“人間グーグル”を捉えている方もいます。例えば、条件にあっている人を探したいときに、人検索エンジンを使い、人の検索結果をページランクに表示ことのできる機能を意味します。現時点ではSNSがその機能を一部果たしているかもしれませんが、将来的には、個人にメタデータ(属性情報)が表示され、容易に人を検索されるようになるかもしれません。
以上のことから、“人間グーグル”という意味は、人によってかなり解釈が違うことがご理解いただけると思います。また、Googleは検索だけでなく、iGoogleやGoogle News、Google EarthそしてGoogle
Adsense等様々なサービスや機能を提供しています。“人間グーグル”の解釈は、iGoogleやGoogle Newsのように相手に適した(カスタマイズした)情報を提供してあげること、Google Earthのように相手の位置づけや目標を表示してあげること、そしてGoogle Adsenseのように情報を提供しながら自分を売り込む(広告表示する)こと、等にも解釈できるのではないかと考えています。
“人間グーグル”という発想は非常におもしろいと思います。検索エンジンがいかに優れていても最後は人に頼るところが大きいはずです。私自身も前向きな意味で“人間グーグル”になり、多くの方から検索されて、付加価値情報を提供することのできる人間になることができたらいいなあと思う今日この頃です。
■関連サイト
人間グーグルとは? (2007.8.8)
人間グーグル・Googleの魅力(1)--ググられる人 (2007.8.27)
人間グーグル・Googleの魅力(2)--歩くヤフー・Yahoo!との違い (2007.8.29)