慶応大学がセカンドライフで日本初めての大学講義を公開へ
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慶応大学と電通は7月31日、電通が8月にセカンドライフ(Second Life)内に開設する仮想都市空間「バーチャル東京」内に、共同研究拠点「慶應義塾セカンドライフキャンパス」を設置する(PDF)と発表しました。
共同研究の内容は、慶應義塾で今までに蓄積された教育映像コンテンツを用い、教育分野におけるセカンドライフの可能性を検証、及びキャンパスおよびバーチャル東京内において、セカンドライフ内における生活者の行動、および仮想通貨などの経済活動についての研究を行うとしています。大学正規科目の講義のセカンドライフ内での公開は、日本初の試みとなるようです。
米国においては、昨年からカリフォルニア州立大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス校などがセカンドライフキャンパスを実際に授業やセミナーを行っており、世界的に見ても大学がセカンドライフにキャンパスを設置するという事例が増えてきています。
日本の大学においては、明治学院大学がYoutubeを活用し、立命館大学がeラーニングとしてSNSを活用する等Web2.0ツールの活用が始まっています。大学生の多くはmixiを利用しており、ITリテラシーも高く、研究の時間を確保することもできます。慶応大学のセカンドライフキャンパスのように、今後Web2.0に関する様々な取り組みが大学で行われていくでしょう。
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