マインドマップを学校教育に活用する
社内会議や打ち合わせでのメモや企画書や提案書の作成そしてブログで書くときも時々マインドマップを活用するようになりました。今ではマインドマップは仕事に欠かせないツールとなっています。
マインドマップのビジネスでの活用は浸透しつつあるのですが、教育の分野でも導入の動きがはじまっています。月刊ascii9月号には「マインドマップと教育の関係」の内容が紹介されています。日本では九段小学校や雙葉中学高等学校で導入されています。雙葉中学高等学校の小林潤一郎氏が監修されている『思考をとらえる「マインドマップでポン!」』はわかりやすく解説されています。
海外においても韓国では義務教育課程そして中国では北京オリンピックに向けての英語教育の一環として、市民の英語100語運動を実施しています。世界各地の教育現場で今マインドマップの活用が注目されています。
また書籍では、「マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術」や「ザ・マインドマップ」等子どものための入門書や家庭や学校での活用法を紹介した本も出てきています。
マインドマップを活用することによっての教育的効果は、発想力、想起力、集中力そして自発性等を身につけられるとしています。また、ICT教育の視点から考えても効果が高いものと考えています。まず、パソコンを活用し、自分でマップ化やビジュアライズ化することにより、その人しかできないオリジナルな作品ができあがります。また、マインドマップで作成したものをブログやSNS等で相互に情報発信(交換)をすることも可能でしょう。マインドマップの活用によりICT活用能力を高め、そして体系化された情報を発信することにより、情報モラル教育の効果も高まると考えています。
私たちが小学校や中学校に通っていたころは、先生から一方的に授業を受けるという形が大半を占めていましたが、今はマインドマップをはじめブログやSNS等パソコンやネットを使えば、自発的に情報を創り発信し、コミュニケーションができる時代になりました。子どもたちの学力が低下や情報モラル教育がよく議論をされていますが、子どもたちの潜在能力を最大限に発信できる環境を整えていけると良いのではないかと感じています。