世界と感動を共有するコンテンツ創造と情報活用技術
昨日に引き続き、イノベーションサミット2007のネタです。高市 早苗イノベーション担当大臣が「イノベーション25の実現に向けて」をテーマに講演をされました。
「イノベーション25」のポイントは以下のとおりです。
イノベーション25に向けて情報通信分野においてはどのような役割を果たしていくのでしょうか?今回は、感動を共有するというWeb2.0的思想と技術と関連しそうな部分を少し紹介しつつその動向を簡単に整理したいと思います。
感動を共有するインフラの充実(2011年以降の研究目標)
バーチャルとリアルの境目のない超臨場感システムを開発し、超高精細映像・立体映像コミュニケーションを実現
多言語スーパーコミュニケーションの実現(2011年以降の研究目標)
多言語音声認識等のユーザフレンドリーなヒューマンインターフェイスを開発し、一般会話レベルの多言語翻訳を実現
エンハンスト・ヒューマンインターフェイスの実現(2011年以降の研究目標)
脳からの情報を利用した簡単なコミュニケーション機器の操作を実現
情報の巨大集積化とその活用
Web及び非Web上にあるテキスト、画像、音声、映像等の情報を、収集、分析することができる情報検索・解析技術等の強化
「情報の巨大集積化とその活用」に関する情報ですが、7月25日、経済産業省は、『「情報大航海プロジェクト」モデルサービス実施企業の決定について』を発表し、本年度の「情報大航海プロジェクト」モデルサービス実施企業について第2回目の公募を行い、8件の採択を決定しました。また同日にワールドビジネスサテライトで「グーグルを超えるか?国産の検索エンジン」等の特集が組まれています。
国のイノベーションの取り組みが、世界と感動を共有するコンテンツ創造と情報活用技術をどこまで成長させていくことができるのか少し注目してみたいと思います。