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社内Twitterの可能性 ~社内SNS・イントラブログに続くか?~

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Twitterや類似サービス(Timelogもごもご等)が爆発的に普及しています。Kizasi.jpを見ても、この42週からTwitterを語るブログが急激に増えており、今話題のサービスと言えます。Twitterは、SNSやブログに比べて更新するのも非常に手軽で、今後ブログやSNSに匹敵するコミュニケーションツールとなる可能性も十分に考えられます。

SNSやブログはコンシューマ市場で爆発的に普及した後、社内SNSやイントラブログとして利用されるようになりました。TwitterTwitter的なサービスが次々と登場している中で、そのサービスが社内利用に適しているかどうか、今後議論や検討が始まっていくものと考えています。

そこで、Twitterの社内利用について考えられる利用シーンとその可能性を、リスクも踏まえながら少し整理してみたいと思います。

 

社内Twitterの想定される利用シーン
社内Twitterとして利用される可能性のあるシーンとして、①グループウエアの補助ツール、②簡単な業務連絡・伝言、③進捗状況の報告・共有、④プロジェクト管理、⑤自己のTo Do管理(自分の作業の振り返り)、⑥空き時間(不在時間・忙しさ)確認、⑦営業日報確認

等が考えられます。

社員がTwitterを使いこなし、情報のリアルタイム性が高まれば高まるほど、社員同士の「見える化」が実現できるかもしれません。また、仕事の共同作業や報告・連絡・相談するタイミングも今よりわかりやすくなることも考えられます。携帯のSMS、電子メール、RSSそしてWeb2.0のツール等と連携させればその業務範囲も広がるでしょう。


社内Twitterの想定されるリスク
一方で、社内Twitterを利用することはそれなりのリスクも考えられます。セキュリティ(なりすまし、フィッシング等)、機密情報の漏洩、モラルの低下、社内で対応困難な運用ルール、Twitter炎上?等数え上げたらきりがありません。仮に導入したとしてもTwitterを全く使わない人もかなりの人数いるでしょう。よって、社内Twitterを導入するためには、運用ルールを決めてから導入する等の慎重な検討が必要です。

 

まとめ
Twitter
的サービスは社内のコミュニケーションの壁をいくつかクリアしていけるものと考えています。一方で予測できないインシデントも発生するかもしれません。しばらくは試行錯誤が続くと予測されますが、個人への普及が一段落し社内Twitterを導入する事例が出てくれば、社内SNSやイントラブログと同様に社内導入が進む可能性も十分に考えられます。社内用に改良された社内版Twitter的サービスがニュースリリースされる日もそう遠くはないであろうと感じています。

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