Web2.0の技術を取り込む○○サービスは、企業の導入意欲を促すか?
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最近、IT系の雑誌やサイトを見ると、Web2.0を形容詞にしてサービスを案内するケースが増えてきています。「Web2.0に特化したグループウエア」、「Web2.0の技術を取り込むLotus Notes」、「Web2.0時代のCMS」、「Web2.0のコンセプトをもつSDPはNGNの切り札」等数え上げたらきりがありません。Web2.0という言葉を出だしに使うことによって、サービスの斬新さやインタラクティブ性のあるイメージを訴求し、企業の導入意欲を掻き立てようとしています。
確かに、「グループウエアにどんなWeb2.0の技術が取り込まれているだろう?」とそのサイトを調べたりメールや電話で問い合わせてみたりする比率は高くなると思います。セミナーや講演も「Web2.0時代の○○を活用した××とは?」等のタイトルでセミナー案内をすると、同様に参加者を多く呼び込むことができるでしょう。
まだまだビジネス・企業の分野ではWeb2.0というキーワードは興味本位の分野であり、とりあえずは聞いたり調べたりしてみようという段階の企業がまだまだ多数を占めていると考えられます。企業が興味本位から本格的な検討・導入レベルにシフトする可能性は十分にあるので、今はサービス提供側が、既存のサービスにWeb2.0という付加価値をつけることによって、企業の導入対象の拡大と次の仕込みをしている段階にきていると言えるでしょう。
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