IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

« 2008年4月4日

2008年4月5日の投稿

2008年4月6日 »

仕事に楽、大変ということはありません。どんな仕事でも、それなりにきちんと実施して、きちんと結果を出すためには、それなりの労力がかかります。特に、厳しい仕事や難しい仕事になればなるほど、その状況に対して個人の資質が露呈してきます。

最悪なパターンとしては、手を抜き始めることです。網羅的、論理的に考えずに、作業を楽にするためだけに、結論を急ぐケース、そして結果までに必要な手続きを行わず言わば作業の手抜きをするケースです。特に、大きい組織、人が重複して配置されているプロジェクト、そして管理者が明確な指示を出さない場合には、このパターンに陥る可能性が高くなりますし、多くの場合にはそれがもとで、更に工数が増大する結果につながります。

一方で、プレッシャーを楽しむ余力(精神的余裕)がある場合には、同じ状況であっても労を厭わずきちんとしたプロセス、品質の高いアウトプットを出すことができます。この裏には、不眠不休の努力であったり、試行錯誤が隠れていますが、そのようなこともプレッシャーの一部として楽しんでみる気持ちの余裕が、よい結果につながります。また、多くの場合、最終的にかかる労力としては、回り道のようでもこちらのほうが少なくてすむ場合が殆どです。

実際には、プレッシャーを楽しむためには、苦労を重ねることが前提となり、その中で目処をつける技術や、作業の段取りを工夫する智恵が蓄積され、その上で与えられるプレッシャーを自分の中で昇華して楽しむことが可能になります。従って、経験の少ない人、組織・所属が手抜きをする体質の場合には、この能力は身につかないことになります。

時間がかかりますし、その間に大変なことは沢山ありますが、プレッシャーを楽しめるようになるまでの試練と思い、手抜きをしないこと、作業を楽にすることを第一に考えないこと、それを守り、苦労することで、もっと大きく複雑な仕事であっても、その環境で仕事を楽しむことが可能になると思います。

つるた

ライブのDVDやビデオを見ていると、ミュージシャンやバンドによって、観客を楽しませる方法は様々であることがわかります。

ハードロックやヘビーメタルでは、リズムに乗った激しいアクションで、観客席を含め会場全体を立てノリに巻き込むことが多いですし、さらにテクニックやいわゆる「かっこいい」動きで観客を魅了します。

一方で、ステージでの演奏と周りの動きを一つのパフォーマンスとして、観客をノラセルだけでなく、見て楽しませるライブを展開するミュージシャンも多くいます。日本で言えば、米米クラブなどがそれにあたると思います。海外では、フランクザッパの流れを踏んでいる、スティーブ・バイのステージも”見せる”パフォーマンスにあたります。

あまり映像としてまとまったものはありませんが、「ライブ・アット・アストリア」はその中でも比較的楽しめるものだと思います。メンバーには、タラスからMR.BIGへ参画していたビリー・シーハンも居て、テクニックを魅せるステージのように感じますが、その中でもテクニックを使いつつ、観客の目を楽しませるステージングを展開しています。

また、古いところでは、フィルコリンズのライブインパリなどは、「見せるステージパフォーマンス」の真骨頂といえると思います。ヒット曲のオンパレードだけでも楽しめますが、それに加え360度のステージの上で様々なパフォーマンスを展開して観客を楽しませています。

映像的に面白く、魅力的に編集されていることも事実ですが、トップミュージシャンもステージでは様々な独自のスタイルを持っていて、ステージに対する考え方を垣間見るような気がします。日本でも、松任谷由美(それとジャニーズ系とかですかね)あたりのステージパフォーマンスが注目されていますが、もっとアイドル系だけでなく、様々なミュージシャンが「見せる」ステージングを展開してくれないかなと思ったりします。

つるた

« 2008年4月4日

2008年4月5日の投稿

2008年4月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2012年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
tsuruta
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ