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進化のためには考えと行動を型に嵌めるなかれ

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いろいろなプロジェクト等の都合で、1年ぶり以上での投稿になります。

最近様々な場面で実感していることをつらつらと書きたいと思います。

受験勉強の弊害なのか、それとも会社に入ってからの教育や環境のなせる技なのか、以前にも増して思考や行動が型にはまってしまって、その呪縛から抜け出せない人が増えています。過去の成功体験、過去に自身が経験した方法、会社で決められた方法を、標準的なものであり、結果を良い方向に導くものとして盲目的に適用使用とする傾向が強くなっています。プロジェクトの進め方、検討方法など、いろいろな場面で頻繁に遭遇します。

確かに、考えをまとめ、検討を進め、仕事を推進していくためには下敷きとなる何かは必要だと思います。しかし、その下敷きは常に陳腐化しており、特に成功体験や自身が経験した方法は、体験・経験した時点から陳腐化していくものです。

考えや管理のアプローチにはいくつかの王道がありますが、あくまでもアプローチレベルであり、具体的な実施方法は下敷きを元に可能な限り現状を踏まえ、さらにリスクや可能性を検討し、新しいものを生み出していく必要があります。つまり考えと行動は常に進化する必要があり、過去の型に嵌っている状態では以前以上のパフォーマンスや結果を生み出す可能性は低いということです。場合によっては、プライドや自身の価値を捨ててでも新しいものを生み出す必要も生じます。

経験していないと対応できない、ということはこの部分で既に型の呪縛から離れることができず、新しいものを生み出して進化していくことを放棄しているということに他なりません。

特にコンサルティングやITの世界では、いわゆる教則本や方法論が跋扈していますので、この傾向が強いと思います。しかし、経験から生み出すものでは対応可能な範囲を狭めており、想像する力、発想する力を付けることが重要だと考えます。白紙の紙に向かい、自分の力でゼロから論旨を組み立てていく、全く経験の無い分野に細かい情報を集積・整理して対応していく、そのような努力が絶対的に不足していることが原因ではないでしょうか。インターネット時代で、いわゆる雛形やまとまった情報が手に入り、また決められた様に見える方法論が広がり、その簡単な二次加工で安易に物事に対応する、そのような風潮がものづくりだけでなく、日本のビジネス力、生命力自体をむしばんでいるのではと危惧します。

安心な型を放棄することは、その分労力がかかるため決心が必要ですが、その結果得る個人的な能力は大きいものだと思います。まずは、型や成功体験、実体験に依存することを放棄し、自分で新しいものを考え出す、その一歩を踏み出す人が増えることを期待しています。

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