IT業界のマーケティングを問う:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界のマーケティングを問う

戦略、プロモ、広報など実務から見たマーケティングをお話します

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2007年4月28日の投稿

2007年4月29日 »

デパートの高島屋で試験的に行われていた、来店者のうち店員から声を掛けられずに買い物をしたい人のための、「S.E.E.カード」によるサービスの試みが正式なサービスとして導入されたそうです。店員さんに声を掛けられたくないお客さまは、店内に用意されたカードを首に掛けることで、デパートの店員は声を掛けず、静かに自分のペースで買い物ができる仕組みだそうです。

確かに、店員さんに声を掛けられることで、色々見てみたい、自分なりに探してみたいという状態が阻害されることもありますし、明確に購入する意志が無い場合には店員さんへの対応に困ることもあります。その意味でも、消費者としては明確に意志表示をすることができ、便利なサービスだと思います。しかし、利用者は少ない現状のようで、もっとサービスが認知されるまでしばらく時間がかかると予想されます。

有明にIDC大塚家具の大きなショールームがありますが、そこでは店内に入ったとたんに店員さんが密着し、お店を出るまで付き添われるような状況になります。そこまでひどいお店は少ないでしょうが、自由に気兼ねなく買い物をしたいという時の消費者の要求に対して、売る側の論理ではあまり頓着しないのか、店員さんからの声掛けや視線によってかえって購買意欲をそがれることもあります。

その一方で、一部の家電量販店(家電量販店は両極端ですが)などでは、来店者が逆に店員さんに声を掛けサポートを求めたい時に店員さんがまったく捕まらないことがあります。これも逆に消費者として購買意欲をそがれてしまう理由の一つにもなります。

聞きたいときに聞ける、自由に買い物を楽しむ、この2つを両立させることは難しいことかも知れませんが、消費者としては業態に関わらずそんなお店ばかりになればよいなと思います。

ともあれ、高島屋のサービスの今後も注目してみたいと思います。

つるた

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鶴田 裕史

鶴田 裕史

(株)プライアルトス代表。IBM、サン、アクセンチュアでの経験を基にIT業界向けマーケティング支援を提供。専門は事業戦略

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