トラパパ@TORAPAPA:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) トラパパ@TORAPAPA

IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2009年3月19日

2009年3月20日の投稿

2009年3月23日 »

どんなにキバが人気がなくてつまんなくたって、オトナ的にはゴーオンより興味もって観てました。しかーし!今回はどうにもこうにも、ディケイドよりシンケンの方がいい!!なぜだーっ?!

 

以前も書いたんですが、ヒーロー戦隊もので明らかな主従関係アリってすごい斬新ですけど・・・・

誰もが「実際は・・・ネ」と思っていた、レッドが一番の主役、という位置を、さらに明確に「殿と家臣達」というコンセプトで打ち出すなんて、企画サイドも勇気のいる決断だったでしょうね。

 

ただ、オトナ的には非常に面白いです。

たぶんなんですが・・・日頃のビジネスシーンで考えれば、

仕事人のいくらかは、年齢的にはそう差もない中でも自分が明確にリーダーでなければならない、リーダーたるものそれでも確固たる技術や経験の差異をはっきりみせて、自分の背中を見せて部下(家臣)を引き上げていくのが務め、という話は、実は非常に納得があるんです。

 

まさに、このTV設定みたいに数年のキャリア差でも絶対的にかなりの待遇差が存在しうるビジネス社会。

 

自分がリーダー(殿)である以上、自分自身には厳しく、泣きごとも当然許されない。今回、タケル(レッド)が子供に戻れるのはジイと昔話に花を咲かせるときだけです。

 

ちょっとね・・・前回はマジ感動してしまいました(笑)。

なんであんなにためらうくらい難しかったはずの秘伝ディスクを結局は「ぶっつけ本番だ」と結果は無事使いこなし、・・・なんとヨロイカブトを脱いだらそこから飛び出したカブトムシ折神が「カブト」合体して?!おーい、シャレがきついですよーっ・・・っていうかもう合体&合体(侍武装とか言ってました)コンセプトが始まるのか?!・・・という、おもちゃを今年はどのくらい買わないといけないんだろうとおののく父親としての呆れ()

 

ところが、戦いが終わったタケルはジイの元に戻ったら子供の表情に戻って「今回はマジやばかった(言葉遣いは正確にはちょっと違ったかもしれません)」とヒヨるあたり、所詮20歳そこそこ、子供の一面もあると。でも家臣にだけは一抹の不安を与えないために、自分は絶対のリーダーであろうとしたということらしいです。

ふーん、子供向けの割になかなか感動的だよなあ・・・一般のビジネスシーンでも、どっちかというと逆に「ボクはみんなとそんなにキャリアもかわらないし、過度に期待されても困る。そんなスーパーなリーダーじゃないですから、もっと楽させてくださいよ!」とか逆ギレしそうですからね(爆)。タケルの爪の垢を煎じて飲ませたいですな。

  

子供達がまだ「ヒーローごっこ」をあんまりやってないので、主従関係がどう影響するのか、今時点ではまだよくわかっていません。ですが、オトナにとっては、おそらく母親より父親と思いますが、ある意味「みんななかよく」ではなく適度な関係がいいですねえ。リスペクトはそれなりに交換されていて、でもベタベタでもなくて(中には超ベタベタなのもいるが)、非常に現代的で、現実的で、ストーリーに入っていける気がします。

刀で斬るにしても、「殿」と「家臣」なんて主従関係にしても、さらには「外道衆」なんてネーミングにしても、あと「参る」とか「一件落着」はいいにしても「せいばい」ちょっとどうかと思ったけど、まあ個人的にはいいんじゃないかと。私見ですがゴーオンジャーの成功とゲキレンジャーの失敗をふまえて作ったみたいな感じですかね。

 

時代劇風なのに妙に現代っ子向けに作られていて、世間離れを感じさせないのが今回の工夫なんですかね。

またしても携帯がツールになっているのは定番として、書道とか、折り紙(正確には折神)とか和のテイストが満載で、書き順が違うと効果が出せないとか、合体間違っておでんになったりとか、結構笑えるつっこみどころがあったり。

「秘伝ディスク」も最初は「」のパクリかと思ったけど、「回す」という動作が、非常に子供にウケているようです。シンケンマルを結局買ってしまったのですが、とにかく放送中ずっと回しています(息子が)。

 

それと、今回は「間」のとりかたがうまいな、と素直に感じています。

会話の「間」とか、演技そのものの「間」、ストーリーのスピード感やメリハリが「じめじめじっとり」のゲキレンジャや「軽快で単純」なゴーオンジャに比べて、オトナな感じがします。まあ、そう思うのは私だけなのかもしれませんが・・・

 

それに比べて、ディケイドは、あまりにテンコ盛りなんで、感動がありません。

 

まあ視聴率は結構いいみたいですが・・・これはどっちかというと懐かしんでみてるお父さんや若者世代の支持、って感じですね。ストーリーはしょぼいですねえ、今のところ。主役の「大根」ぶりもすごいけど(爆)、っていうより・・・「やっちゃったなあ、全部出せるもの出しちゃったけど、次回シリーズ、どうすんの?!」って感触を持ちます。

確かに見ること自体は楽しみです。ですが、ストーリー自体は楽しみではありません。正直、いろんなライダーが出てくる、時々だけど「当時の本物」が登場する。「シリーズ間の交流」が起きる。そういう興味です。

 

はじめてだよなあ。ヒーロー戦隊モノの方が楽しみだなんて(笑)。まあ、まだまだ私もお子チャマってことなんでしょうね(爆)

TORAPAPA

« 2009年3月19日

2009年3月20日の投稿

2009年3月23日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
torapapa
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ