トラパパ@TORAPAPA:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) トラパパ@TORAPAPA

IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2009年3月18日

2009年3月19日の投稿

2009年3月20日 »

実は、個人的には今年向けの「種まき営業」は終わっていて、そろそろ来年向けの営業戦略を考え始めています。

 

1年は4つの四半期にわけられます。Q11月~3月)がもうすぐ終わりそうな現在、Q24月~6月)の営業計画は良くも悪くもほぼ見通しがたっていて、すなわち今年の半分は既にForecastは終了したようなものです。

経験的に、Q3が一年でもっとも繁忙で売上が伸びる時期です。

そういう意味でこの時点でQ1を終えQ2でどれだけ勢いをつけられるかでQ37月~9月)の見込みも立ってしまいます。

 

そして、

今年のQ410月~12月)=来年のQ1なのです。経験的に話していますが、

Q1Q2<<Q3

と、

Q4Q1(来年)

 

が、非常に大事なフォーミュラで、この形を作るのに、本当に毎年苦労します。

 

というわけで、Q3を既に見通し始めている自分にとって、Q4の見通しイコール来年のQ1ということで、既に来年のことを考え始める必要があります。

3月決算の企業にとって、来年のQ1も今年のQ4も同じ「期」の投資になりますので、簡単に言えば、現在はQ1の終わりでありながら、そういう企業にとって期末でもあります。ですから、現時点で来年のQ1も見通した営業をしなければならないのです。

 

例年に比べ、景気悪化のおかげで長期案件や大規模案件がすっかりしぼんでしまいました。ですから小間切れでもいいので、たくさんの案件の芽を上手に各Qへプロットして、毎期の目標が無事達成されるように、プロジェクトタイミングのアロケーションと、主要メンバーのアサインメントを現時点バージョンなりに、緻密に計画しておく必要があります。

・・・というわけで、既に来年に向けた種まきを来週から始める予定です。

もちろん、今年に向けた種苗はしないというわけではありませんが、ある程度、発芽したものの水やり、間引き、肥料・日照調整に・・・というとガーデニングみたいですが(笑)、実りそうな案件を上手に刈り取っていくことが最優先ですから、今年の活動としてはそちらに重きをおいているわけです。

少々刹那的に言いますが、今年の収穫のためにこれから種苗するというのは、かなり低確率で高負荷な「営業投資」になります。それでもやらなければならないときもありますが、そのような覚悟のもとで行うのです。これから活動して収穫があるとしたら、それは無意識のうちにまたは単に偶然に、以前から種苗が終わっていただけなのです。今からゼロスタートで種苗から収穫までディールクローズするというのは、個人的には「神業」的な成果だと思います(ですから達成したものには非常にリスペクトを感じます)。

 

以上、これら営業サイクルのツボを基本としておさえているかはとても重要です。

知らずに活動している営業はとても不幸です。

実績があがっていたとしてもそれは単純に超ラッキーだっただけでしょう。

 

しかし、しかーしっ!

 

自分なりにはここまで精いっぱいにビジネスプランをたててやっているつもりではありますが、

すべての社員の野心をビジネスプランに盛り込むことはできません。

まだ私には、残念ながら実現できてません。

 

悲しいかな、すべての社員が満たされる案件のコンテンツ・タイプ、金額、業種、スタッフィング(組み合わせ)をバランス良く調整するのは非常に難しく、私の力量ではまだ実現することができません。

申し訳ないなあ。でも本当に難しいです。少しでも全体最適、最大限満たされるような配慮や工夫はするんですが。

 

自分の野心が満たされないのでは、メンバーもHAPPYな仕事はできないですからね。

頑張ろう。もっと。

TORAPAPA

« 2009年3月18日

2009年3月19日の投稿

2009年3月20日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
torapapa
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ