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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2009年3月4日

2009年3月5日の投稿

2009年3月6日 »

コンサルタントはチームプレイの前に、個々人のスタンドプレイについても結構な高いレベルが要求され、そして優秀なコンサルタントであればそれなりにその高いレベルは相対的に秀逸、唯一な差別的技術だったりします。

時として、それは、お互いが刃を向きあい突き付け合うような、まさに真剣勝負モードで火花を散らします。

私は個人としてはかなり我がままで負けず嫌いのええカッコしいですが(笑)、一方で不思議なことにどうも普段の役回りとして、周囲の「真剣勝負」SCENEが、クライアントに悪く映らないように、「調和」させたり、「協調」させたりすることが多いのですが・・・

 

正直、最近、ちょっと疲れてきました・・・

 

・・・もう。

自分でやってよ。オトナなんだからさ。

 

複数のファームからコンサルタントが集うときは、時に状況は最悪です。

 

はあーっ。・・・もう。自分でなんとかしてよ。オトナなんだからさ。

 

とはいえ・・・まあ、自分の役回り、言い方変えればそうそう誰でもできるわけでもなく。

なんか経緯も歴史も忘れたけど・・・気がついたら確かに自分にはできるような技術が会得できてた(苦笑)。

 

・・・しょうがねえなあ。ハイハイ。・・・えっと、はーい、じゃあ、その辺で議論はおしまい!全体最適に纏めてあげるから、はい皆さん、刀は鞘に納めてくださいネ(爆)。

TORAPAPA

仕事柄、金融機関本社の多い丸の内近辺には良く出かけますが、東京駅付近を通るたびに「旧東京中央郵便局再開発の件」を思い出します。

 

鳩山総務相、「米国流の利益追求主義で壊してきたのは国の恥」とか言ったそうですが・・・

おっしゃる通り!でも遅すぎですよね(泣)。たぶん・・・

さすがに今から検討やり直しとなると日本郵政も受注ゼネコンも大変ですからね。

彼がもっと早くから現職に就任して、本件を序盤から助言・指示・指導等していたらよかったのになあ・・・

 

私の周辺ビジネスでも似たようなシーンがあります。

 

景気の影響があるのかないのか、とにかく昨年以上今年はアセスメント(現状評価&建て直し施策の助言)がとても引き合いが多い。

あちこち出かけては状況を聞き、現状を診断し評価を纏め、課題に対する施策を細々考え、それを助言として説明さしあげていきます。

 

「もっと早くアンタに頼めば良かったよ・・・」

言われるとちょっぴり嬉しいけど、(そうなんですよね、もっと早くに絡ませてほしかったデス)という思いも大きく、寂しい気分にもなります。

 

我々コンサルタントは高いが故に投資のタイミングが遅くなりがちというか、判断が鈍りがちです。

ごくごく自然な反応、志向だと思いますが、ただ「そのタイミングにして」あーしてください、こーしてくださいとか、なんでそんな風にしちゃったんですかとか、いろいろ言わなければならないのですが、当事者からすれば、

(しょーがないじゃん、いろいろ背景とか事情とかあんダヨ。後から来てあーだこーだウルセーなあ)

煙たがられるのはごもっともです。ゴメンナサイ。

だから、ここまでの歩みをすべてご破算にしようとは言いませんし、判断は常にお客様にゆだねるしかありません。

ただ、

一応は有識者の末席にはおりますので、痛いことでも言うには言っておかないと。

(そーなんだよなあ、ほんとはあの時にこーしておかないといけなかっただよなあ)くらいには過去を振り返っておいていただいて、

その上で、

実際に歩かねばならない道の上で、最善の今後の策について、考え抜いて、より前向きに進んでいただかねばなりません。

 

鳩山さん発言の一件は、ごもっともと思う反面、結論としてどうするの&変えられない部分はしょうがないとして具体的には今後にどう活かしていくんだろう、という興味を持って次の展開を期待しています・・・・

一方で、私のビジネスにおいては、「いまさら」と思うことではあっても、最大限に過去の努力や苦労を慮った上で、それでも良し悪しについて知っておいていただきたいことを丁寧に説明して理解もしてもらったうえで、いまさら曲げられない部分はそのまま尊重しつつ、その上での最善策は何かを「一緒に考え」、その実行と(あらたな)目標達成へのコミットをとりつけることが私が手がける(ことが多い)アセスメントのやり方です。

 

時々(仕方ないといえば仕方ないのですが)感情的な拒絶や一方的な皮肉にヘコむことも正直あるんですが、それでも、少なくともご依頼主の意向には沿って、ちゃんと依頼を果たしたいとおもいます。

基本的にはITにかかわる取組(プロジェクト)についてアセスメントをやっています。

それなりに細やかなバリエーションも持ち、多数の実績にもとづいて結構に効率的にサービスしておりますので、ご興味のある方はぜひご相談くださいませ。

TORAPAPA

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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