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2008年11月13日 »

Barry Boehmという人が定義した、期間 > 2.15× 3√工数(人月)という最適工期理論をご存じでしょうか?

 

例えば、総工数1000人月の開発(基本設計~テスト・稼働開始までの全工程)案件の場合、公式通りですと約22か月が最適工期です。

 

2000人月では27か月、3000人月では31か月です。

 

お気づきの人も多いと思いますが、この期間は、正直現実的かいうと、かなりゆったり長めに受け取れます。まあ、だから「最適」工期なんでしょう(笑)。このくらい期間がとれればプロジェクトの成功に向けて安全だ、というわけです。

 

ところが、現実はもっとスピーディに開発する時代です。

そこで、実際に私がかかわったプロジェクトで統計可能な全ての過去データを洗い直し、どのくらい「圧縮」された工期だと、実際どの程度成功したのか(変な言い方ですが、納期達成、品質確保、予算順守の観点での成功度合、という意味です)、分析しました。

 

どうやら、実態は80%以下に圧縮されているようです。

1000人月だと約18か月とか。1年半くらいということですね。

 

そして、70%以下になると、成功しない確率がぐっと高まるようです。

1000人月だと15か月。3か月の差がとても影響大、ということのようです。

 

何を開発するかにも依存しますから、一概に言うのも限界は当然あります。

ですが、このような世の中の理論を活用して、ベンダーが提案してきた工程表のレビューや、あるいは「短縮」の根拠についてきちんと突っ込みを入れることは大事だなあと、最近また少しづつ増えてきた個別プロジェクトの支援で、各お客様先でいろいろ事情を聞いているうちに、ふと思い出した今日の公式(?)、なのでした・・・^^;

TORAPAPA

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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