トラパパ@TORAPAPA:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) トラパパ@TORAPAPA

IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2007年10月15日

2007年10月17日の投稿

2007年10月18日 »

実は最近、来期のためにM&Aを「検討」しています(注:検討でありまだ実行が決まったわけではありません)。詳細は書けませんが^^;新しい事業組織を立ち上げることになり、早期に事業を開始・展開してイニシアティブをとるために、「器」の確保を急いでいるという感じです。

昨今、オラクル→BEA、三越&伊勢丹、等々、M&Aという言葉、行為がたくさん聞かれます。

一時期「対等合併」という言葉もありましたが、最近はどっちかというと一方が他方を「買収」「吸収統合」する形が多いと思います。

実は弊社にも結構M&Aのオファーがたくさん来ていたそうです。

東京オフィス(日本法人)は100名。グローバルでも稼ぎ頭で収益性も安定した優等生のはずです。小さいながらも戦略からITマネジメントまで幅広くサービス提供しており、「購買対象」としては最適な「サイズと質」なんだそうです。

弊社の場合はUSに親会社があり、上場もしてないので特段防衛策をしているわけではないような感じですが、そんな気配がやってきたときは社長を筆頭に役員で正攻法をもって、その検討ステージに自らづかづかと上がっていき、きちんと協議して、・・・結局物別れ?これまではその繰り返しじゃないかな~と

大事なことは感情的に自社防衛に固執するのではなく、適切な買収提案なのかを見極めて、仮に買収を受け入れるとしても、それが自社ならびに従業員にとって途轍もなくHAPPYだということを冷静に評価することにつきます。

ここでは創業者とか(私もそうですが)経営者・役員の利得を優先すべきではありません。もちろん我々に利得がなければM&Aを受け入れるわけもないわけですが^^;それだけで決めることは絶対ないということです。

やっとどうにか、最近M&Aに関するコンサルティング依頼も来るようになりました。上場後の成長戦略企画の依頼もちらちら来るようになりました。

少しずつ学ぶことができて、そして最近自身もM&A検討にかかわり出したこともあり、優先順位はやはり、こうなんじゃないかと思っています。

(1)M&Aによってそれぞれの企業が明らかに収益性を劇的に向上させることが明らかである

(2)M&Aしても双方の従業員の幸福度は以前と変わらないか、あるいは前以上にHAPPYになる

(3)M&Aにより取り扱う商品・サービスがさらに競争力を増し、顧客から受入易いものとなる

(4)創業者・経営もそれなりに利得がありHAPPYになれる

追記すると、自分が当事者の場合は(1)から(3)まで全てが大事に思えますが、それでもこの順序は多分変わらないし、また自分がM&Aのコンサルティングをする立場の場合は、優先順位は変わらないものの、(3)が成立しないとコンサルティングを請ける意味がないので、そういう点でとても重要に考えます。

ところで、タイトルにああ書いたのは、最近は創業者・経営の利得のためにM&Aを希望される相談の割合が増えているからです。

「もう飽きた。ここでキャッシュを得て違うことをやりたい」

「親の事業を継ぎたくない。誰かに売り払ってしまいたい」

と、事情もいろいろあるのでしょうが、雇用されている従業員や、現在商品やサービスの提供を受けている顧客のことを全く無視した言葉を臆することもなく口にする依頼者が多いのです。

悲観的とまでにとらえてもいませんが、「時代が変わったなあ」と、最近、とてもしみじみしてしまいます・・・

TORAPAPA

« 2007年10月15日

2007年10月17日の投稿

2007年10月18日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
torapapa
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ