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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2007年6月19日

2007年6月20日の投稿

2007年6月22日 »

先日、配下のコンサルタントと会食(まあ半分慰労会ですね)で話をしていて、前職で「責任のとりかた」の1つの考え方として、久しぶりにこの言葉を思い出しました。

Up or Out

・・・つまり、

結果を出せば「上がる」、出せなければ「去る」、という非常に厳しい原則論です。

ちなみに、上がるのは2つあります。「昇給」と「昇格」です。

『上がる「幅」が納得できるかは別として』、

不肖業界には約束した成果を出したものには相応に「上がる」ことが保証されます。

20年近く仕事してきた間に、成果主義のありかた、昇給・昇格の仕組み等、いろいろ業界にも変革が起きましたので、現在はここまで単純ではありませんが、従来から基本的な考え方としていまだ業界には浸透し、根付いているものと私は理解しています。

・・・成果が出せなければ「Out」です。

現在は「去る」とまで極端でもなく、

「減給」

「降格」

「離職」

選択肢が分かれます。

その人にも「矜持」があります。

不正行為でもすれば別ですが、基本的には「矜持にかけて」、自分を納得させられないから「離職」を選ぶ人が多数存在します。

以前、「ネガティブに転職しちゃダメですよ」といくつかのエントリやコメントで語ってきました。

残念ながら、これは正直「ネガティブな決断」です。

ですから、一人でもこの決断を少なくしたい。

そこで、「Perform & Stay」という概念が産まれました。

約束通りに成果は出したが、「昇給」「昇格」の基準を満たすほどではなかった(例えば最低ノルマはクリアしているがターゲットにはあと一歩届かなかった等)。

というわけで、「現在の同一条件で、来期も頑張ってください」という話です。

実際、ほんとに全く昇給がないかどうかは、会社によって異なりますので、少し表現は極端だと思います。

(そして最近、これはこれで単純だけれど、年功序列と比べて何が優位なのか、個人的にすごく悩んでもいます。)

むむーっ。

結果が出せなかったら「Out」。でも「減給」や「降格」は嫌。だから「辞める」。

?そんな単純でいいのでしょうか??

株主総会の真っ盛り、不祥事の嵐。

経営者をはじめ、たくさんの人が「責任を問われる」シーンが多々。

しかし、「辞めればそれで事は済む」のでしょうか??

確かに他人事でみればみるほど、約束を果たせなかったから「辞めることで責任を果たせ」という志向になることは非常にわかりやすく、理解できます。

ですが、辞めてしまって、本当に責任を全て果たせるのか?

子供の頃、地元デパートが火事になり大惨事となりました。

当時の社長と私の両親とはそこそこ親交がありました。

この社長は・・・「辞める」前に、全ての私財を投げうち、他社への事業売却等すべき施策の指揮にもできるだけ参加し、個人でできる償いの全てに取り組んでのち、「辞任」したと聞きます。

正真正銘の一文無しです。

一家4人は4畳一間の古アパートでその後ひっそり過ごしたと聞きます。

交流はここで絶えてしまったと聞きました。

最近、この人は或る意味とても立派だったんだなあと思います。

起きてしまったことへの責任を一人被り(注:少々主観は入っております)、社長としてできることは全てやった上で、以降の人生はつつましく、大企業の経営者としての責任を果たして、舞台から「退場」していかれました。

「私じゃないと経営が成り立たないから社長は続けます」とかいう最近の経営者が、このような事例に同じ手順を踏んで「責任を果たしているか」については、甚だ疑問です。

そして、

これは経営者じゃない全てのビジネスマン・ビジネスウーマンにいえることだなあと最近痛感しています。

いつも自分の責任を理解し、果たせないときにどんな言動でそれのリカバリに務める(つもりな)のか。

それを周囲に宣言しているか、あるいはする準備はいつでも整っているのか。

これができている人は、大抵は逆に失敗しないし、仮に本当に当人の与り知らぬところで起きた不祥事の責任を被ることになったとしても、リカバリがちゃんとできるような気がします。

辞めてたまるか。「成せば成る」だ。やることやってるゾ!

経営者に限らず、経営者や上司に任せず、みんなでお互いの責任をちゃんと果たすことをしっかり考えて欲しいと思います。

私もまだまだだと思ってます。だから私も頑張ります。そしても皆さんも是非・・・

(今日は感傷的ですが何卒ご容赦ください)

TORAPAPA

年金問題について、いっぱいエントリもありますので、今日は個人的なつぶやきレベルで失礼させていただきマス。

5000万件の宙に浮いた年金保険料納付記録を調べる作業。

仮に、IT化をどこまで推進するかなんて適当に検討して1件あたり1時間で照合できる仕組みがたった3ヶ月で開発できたとしましょう。

多少のITは駆使するとしても所詮は「事務作業と割り切り」、この1時間毎の作業のために、気合いを入れて仮に1万人がなんとか動員できたとしましょう。

すると5000件を一人で処理することになります。

そして、この1万人に、お役所仕事にも関わらず(?)、一日16時間、頑張ってもらう過酷な労働条件で働いてもらったとしましょう。

そうすると、約15.6ヶ月の期間が必要です。

作業に完璧はありません。

作業ミスにて不具合発生、手戻りによるロスで3割の余計な工数が必要とします。

すると総合的に、約20ヶ月の期間+手順設計の3ヶ月があれば、作業は完了します。

23ヶ月・・・2年はかからないけど1年じゃ終わらない。

ただし1万人も動員しないと実現できません。

社会保険庁は同調査について「約10年かかる」としているが、企業の中には「1年あれば調査可能」との見通しを示す社もあるといいますが、

・・・10年、「何いい加減で保守的な楽チン計画出してんじゃ!!」

・・・1年、「そんな速く?!詳しく見積もりできる材料が実は存在するんだろうか?でも失敗したときの社会的責任やブランドダメージを考えてモノを言ってるんだろうか??」

単細胞との批判があれば甘んじてお受けいたしますが、極めて、この問題は本当に大丈夫なんだろうかと不安になっていきます。

この問題に限らず、ITに詳しくないくせに「IT化」が「魔法のランプ」のように神話的に夢描く人達が時々出しゃばっているような気がしてならないのですが・・・

IT化は、効率化の手段には成り得ますが、劇的な効果につながるためには入念な設計・開発能力はさることながら、これに委託を行う発注者側の、丁寧且つ網羅的な要件定義能力が求められるはずです。

「餅屋」は他の餅屋に餅を丸投げして作らせてはなりません。

(私にもう少し社会的権力があり壮大な規模の動員が可能な巨大組織の運営責任を持つ立場にいられればなあ・・・)

私見の域ではありますが、今回のような場合にはおそらくそこそこに大規模要員確保が必要ではとの観点からも、IT化に頼るプロジェクトプランはお勧めする気になれません。

期待効果が実現できそうなIT化を止めさせるのもコンサルタントの務めであり、期待効果が実現できそうなIT化に留めるのはSI会社をはじめとする総合ITサービス企業の役目ではないでしょうか。

セキュリティ管理の問題ももちろん気になりますが、そもそも手続きとしてできる限り速く、確実に目的を達成できる業務フロー(?)を設計してから、IT化も含めた効率化の道を探って欲しいものです。

TORAPAPA

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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