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吉田さん岩永さんが、文頭に一字を空けることについて書いておられるので便乗。
 実は僕自身、このブログを書き始めたころは一字空けていなかったんですよね。それは、普段のメールで一字空ける習慣がないからなんですが。というか、メールで一字空けている人って、あまりいらっしゃらないのではないかな、と。すごく感覚的ですが。
 ところが、自分のブログを読み直してみると非常に読みづらい。岩永さんのように段落をつけて行を空けるということを憶えたのはもっと後のこと。なので、当初は読みづらいエントリーを書き続けていたわけです。あくまで、自分自身が読みづらいということなのですが。
 吉田さんのコメントにあるように、ITmediaに限らず記事を書くときには一時空けてあるわけです。それは、メールのように短い文章(長いメールは・・・)を読むのなら良いのでしょうが、1000文字くらいある文章を読むときには、やっぱり一字空いていて欲しい気がするんです。
 まぁ、スタイルシートで「text-indent: 1em」とか書いて一字空ける方法もありますが、僕はリッチテキストのほうで書き込んでいるので、単純に全角スペースで一字空けることにしています。わざわざ一字空けるためにHTMLのタブに変更するのも面倒なので。

 僕の勝手な憶測ですが、ブログを中心に書かれている方は空けない、本を書いたり、仕事の一つに文章を書くことがある方は一字空ける習慣がついているのではないか、と思うんです。それは、谷川さんのブログを拝見してみて改めて実感していまして。
 ということで、空いているからネットに弱いとか、空いていないから云々、の議論はナンセンスかなぁ、と思った次第です。(自分自身へのなぐさめ?)

 僕が本を書いたときは、Wordで横書き。で、一字空けて書いていました。ちなみに、本を書くときは「」が文頭に来るときは一字空けない。〜下さいとは書かずに、〜ください、と平仮名で書く、ということくらいはやっていました。それは、ソフトバンクパブリッシング(現:ソフトバンククリエイティブ)の人たちに教えてもらっていたからなんですけどね。
 それ以外に、編集者の方から「行った(いった)」と「行った(おこなった)」は同じ文字になってしまうので「行った(いった)」と「行なった」で統一しましょう、という提案をいただいて準拠していました。日本語の送りがなとしては「行った」で統一なんでしょうけど、読みづらいですからね。

 僕の会社には、記者ハンドブックを置いてあります。気になったらチェックしながら書いていますね、今でも。

kumaboo

 今はただ会費を払っているだけの幽霊会員になってしまっている、日本ファシリテーション協会というNPOがあります。2007年には、東京フォーラムという大規模なイベントの委員長を担当させていただいたり、以前は監事も担当していました。
 このファシリテーション協会での定例会は、ファシリテーションを学びたい(はずの)人たちが来るわけです。でも、必ずしもファシリタティブな人ばかりではなかったりします。むしろ、内輪受けが大好きで、見知った顔だけで盛り上がって、新たに参加した人を置いてきぼりにしていたり。
 もちろん、超ファシリタティブな人もいらっしゃいます。穏やかな雰囲気を醸し出しつつも、言うべきところは言うし、だからといって怒ったりはしない。常に、促進(facilitate)するためにどうするか、を考えていらっしゃる気がします。

 時折「ファシリタティブじゃない」という言葉を聴くことがあります。何を持ってファシリタティブであって、どうだったらファシリタティブじゃない、と言っているのか、というのもありますが、そもそもファシリテーションはツールであって、その人の性格を表すものではないわけです。
 これは企業でも同じで、ファシリテーションを売りにしている会社の社員が、僕のブログに「俺のことか?」と噛みついてきたことがあります。まぁ、そういう人だから、その人にも該当する話だったんでしょう。

 でも、少し冷静に考えてみる必要があります。ファシリテーションはツールだと言いましたが、ファシリタティブであるかどうか、は全ての実務に関係するわけではない、ということです。
 つまり、もの凄く傲慢で、ファシリテーションとは縁遠いと思える人でも、文章力は優れているかも知れませんし、演説は得意かも知れない。別の良さもあるわけで。

 ファシリテーションについて詳しい人だから、ファシリテーションができるとは限りません。
 ファシリテーションを仕事にしている人でも、ファシリタティブであるとは限りません。
 そして、ファシリテーションとは関係なく、持ち合わせているものもあるはず、です。

 なんか、ちょっと気になることがあったので、書いてみた今日この頃です。

kumaboo

 

iPad は新しい「コーヒーテーブルブック」だと思う:海外速報部ログ
 コーヒーテーブルブック、って良い響きですね。安いコーヒーではなく、美味しいカフェラテとか、カプチーノとか、なんか一手間加えたコーヒーをイメージします。
「せっかく美味しいコーヒーを飲んでいるのに、仕事かよ」という見方もあるのかも知れませんが、その逆に「どうせ仕事するんなら優雅にやりたい」という考えもあると思うんですよね。

 以前は、無線LANがあるというだけでマクドナルドに行っていたのですが、当時はコーヒーもさほど美味しく感じなく(申し訳ないですが、本音です)、お店によっては中高生が過激なくらいうるさいのが困りものでした。
 最近は、マクドナルドもマックカフェというサービスを始めたお店が多く、また通常のコーヒーも美味しいです。120円であの味は感謝です。
 また、あまりにうるさいのであれば、ルノアール系列のお店ならBBモバイルポイントが提供されていますし、何よりPocket WiFiがあるので、無線LANの有無にこだわる必要もないわけで。
 だったら、ゆったりした座席にすわって、スティーブ・ジョブズがやったように優雅な気分で仕事すればいいな、と思う次第です。
 iPadは電子書籍の可能性も議論されていますが、コーヒーを飲みながらゆったりページをめくるのも気分が良さそう。
 iPadは4月末発売と噂されていますが、早く手にしてみたいものですね。

kumaboo

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プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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