いつもと違う席に座ると気づきがある。
4月から早稲田大学スポーツ科学研究科社会人修士1年生コースに席を置いている。
今は毎日授業があるのだが(地獄!)、一番前のど真ん中に座っている。
アメリカに留学していた時もそうだし、セミナーを受ける際の私の定位置である。
この一番前ど真ん中に座るメリットは大木さんや田中さんが書いているので、私のブログでは違うことを書きたい。
あるセミナーでのこと。
いきなり先生が教室の後ろに回り、「はい、椅子を180度回してください。この状態でセミナーの続きをします」とおっしゃった。
「気付き」に関するようなセミナーだったので、「いつもと違う席に座るとどう感じるか」という実験だったのだ。
いや、これがですねぇ・・・と~っても居心地が悪いんです。
センターバック、先生からの距離は遠いし、他の人のざわつきも気になるし、いつもの光景でないので、心にざらつきが。
しかし、確かに気付くこともあるのだ。
よくクラスでひょうきんな子(得てして、あまり授業を真面目に受けていない子)が、と~ってもいいタイミングで笑いをとるような発言をすることがある。その子は、絶対後ろの方の席に座っているはず。
一番前に座ることで、講義に集中でき、先生との熱いコミュニケーションはとれるが、実はクラスメートとのコミュニケーションにおいて不利なことに気がついた。
一番後ろに座ると、確かに色々なことが見える。オーケストラの指揮者の気分である。彼は、この席で、クラス全体を観察しながら、いつも絶妙なタイミングで(余計な)話をして、座をなごませていたのだなぁ。。。。
定位置を変える気はないが、私も後ろに座る人々の、せめて気配と一緒にセミナーを受けたいものである。
でも、高橋さんに観察されていると思うとプレッシャーだなぁ(笑)