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旧作を観た上で三池崇史監督の2010年のリメイクを借りて観た。いや、面白かった。旧作を観たときに「この時代のものとして面白いけど、今だったらこうしたら」と思うようなところを現代風にアレンジしてあって、娯楽アクション大作としてよくできてると思う。楽しめた。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16741/index.html
見所はもちろん最後の決戦場面なのだが、何が感動したって、松方弘樹の殺陣だ。昔の殺陣の「美しさ」が残っていて、ふりあげた刀の切り返し方がじつにかっこいいのだ。しかも背筋、腰がしっかり立っていてブレない。思わず「松方っ!」とテレビに向かって声をかけてしまったよ。ひょっとしたら、ほかの人物の刀より軽めに作ってあるのかなと思うような、懐かしい殺陣でした。パチパチ。
山の民で精力絶倫のケモノみたいな伊勢谷友介がいい。旧作にも近い人物は出るが、せっかくの設定が生かせてないなあ、と思った。本来は『七人の侍』の菊千代(三船敏郎)の役どころのはずなのだ。今回は大活躍で、笑った。旧作にはない石打を使うところもいい。ただ、アレで生き返るのはなあ、さすがに白ける。生き残るのは納得するんだけど、あそこは残念だなあ。
ところで、この映画、殺陣師のクレジットがないのだが、誰かがやってると思うんだよね。何でないんだろう。見逃したのかな。
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