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2011年3月2日 » |
二日前の夜、突如友人から電話があり、共通の古い友人が亡くなったと聞いた。
通夜、葬儀は故郷の高知でなさるが、急遽都内でお別れに伺ってきた。
彼は、もう20年以上前からの知り合いで、ともに美味な物好きでもあり、ずいぶん変わったものを仲間とともに食べ、また中国武術を僕に教えてくれて、太極拳の教室を紹介してくれたり、現在僕が参加している八卦掌に誘ってくれたのも彼だった。
ルポライターとして、沖縄や海外の各地に飛び、いつも珍しい食べ物や現地の様子を話してくれた。世話好きで、知人友人も多く、出版界、中国武術関係のほかにも、おそらく千を軽く越える知己を持っていただろう。彼の交友範囲の全体を知る者はいないと思う。無類の寂しがりやでもあり、夜酒を飲んでは誰彼なく電話をしてくる癖があったが、このところ僕には連絡がなく、最後に会ったのは昨年末の忘年会だった。
友の名は、岩戸佐智夫という。
報告のほかに、今はいうべき言葉を持たない。
ただ、彼の魂の安からんことを祈るばかりである。
合掌。
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