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12月の超過密スケジュールに備え、この土日は奥さんの家で、何もせず、ひたすら休んだ。
DVDを4枚借りてきて、ひたすら観た。

『崖の上のポニョ』
少し前にNHKの拡大版「プロフェッショナル」の『ポニョ』メイキングを、深夜に再放送していた。気づいたときには始まっていたので全部は録画できなかったが、それをまず観て、奥さんが観ていないというので本編を借りた。前にも書いたと思うが、何だかんだいって、これは面白い、いい映画だとあらためて思う。

『ディスコ』
フランス映画。なぜかフランスの港町で80年代ディスコ・ダンス・コンテストが行われ、昔の夢再びのおっさんが優勝するという、どうにもしょうがないコメディ映画。何つってもダンスが駄目。ただ、若いジェロム・レ・バンナがちょい役で出てたのには驚いた。

『チェ・ゲバラ 28歳の革命』
2時間以上の前編。けっこう評判よかったので観てみた。ほぼドキュメンタリーのドラマ化という映画で、う~ん、これ面白いんだろうかなあ。僕はあまり面白いとは思えなかった。ベトナム以前に米国支配を覆し、スターリニズムのソ連とも相対的に距離をとった革命家、永続革命の象徴として世界的に英雄視されたゲバラだが、その頃から僕には違和感がどこかにあった(言語化できなかったけどね)。イメージはかっこいいけど、第三世界の農民ゲリラから権力奪取した「革命」が、先進国でなぜあれほど評価されるのか、いまいちわからなかったのだと思う。史実を忠実に再現したような映画は、そこにただ事実を見ているだけで、それ以上ではなかったように感じた。

『8Mile』
エミネムの半自伝映画だそうだ。ラップについては何も知らないが、たぶんこういう環境から出てきた暴力的な表現なんだろうと思う。暗くて、救いがなくて、好みの映画ではないが、映画としてはよくできていると思う。自分では選ばない映画なので、ラップのことが少しわかった気がして、そういう興味としては面白かった。

natsume

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夏目 房之介

夏目 房之介

72年マンガ家デビュー。現在マンガ・コラムニストとしてマンガ、イラスト、エッセイ、講演、TV番組などで活躍中。

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