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昨日の5限演習ゼミでは、僕の勉強のためもあって、原正人さんにメビウスの紹介をお願いしました。原さん、瀬川さん、斉藤さんらもメビウスや、「メタル・ユルラン」あたりの作家の本などを持ってきてくれて、原さんの発表とともにかなり作品を目にすることができて、じつに充実。ウチの学生は、シアワセだなーと勝手に思いましたが、学生本人はあまりそう思ってないかもしれない(笑
そして、やっぱりメビウス、すごい、と思いましたねー。
70年代、世界的に影響を与えたのが、なぜなのか、少しわかった。ややヒッピーでアングラな米西海岸文化の香り(意識革命!)は、当時のメビウスを見ると感じる。けれど、他の作家を見ると、ドラッグ的サイケな雰囲気などは共有するものの、飛びぬけて普遍的な面白さを、圧倒的に「絵の力」でメビウスは見せてくれる。時代を越えた部分が大きい感じがしました。後の作家達にも影響を与えたのは、そこでしょう。最近の作品も、とてもいい。彼より少し前に世界的に影響を与えただろうロバート・クラムが、僕から見て時代的な印象を抜け出ないのと対照的に、今の時点で時代関係なく見てもすばらしい。日本でも、70年代半ばまでの「過剰さ」偏向が、大友らの登場で一気に「軽さ」「飄逸」に変化したけれど、世界的にもそうだったのかもしれないと、ふと思いましたね。
おかげさまで、大昔、洋書店や神田でメビウスやMADを買ったり、日本のマンガ雑誌などで散見した海外コミックや、その影響についても少し思い出しましたよ。現在までの日本のマンガ論では、この時期の海外コミックの影響はほとんど無視されてますが(僕もまとめて書くほどの力がない)、重要だなー、きっと。
ところで、自慢するんですが、僕は一度だけアングレームでメビウスさんにお会いしてます。トンカムの鵜野さん通訳で、細萱敦さん、ヤマダトモコさん、斉藤宣彦さんなどと一緒だったし、向こうは覚えてないでしょうが、その頃のBDのコマ表現に日本マンガの影響があるかどうか聞いて肯定されたのを記憶してます。それ以上に「いい人だなー」という印象が強くあったなー。
瀬川さんから聞いた話だと、あるとき大友の作品を見てメビウスが、
「これが僕のマネだなんて、誰がいったんだ!」
と叫んだらしい。また、僕の聞いた話では、大友とともに壇上にあって、
「今では君のほうが有名だね」
とささやいたとか。
う~ん、いい人だ。
ほんとにエライ人って謙虚なんだよね。
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