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大学が休みに入ったと思った次の瞬間、李先生の馬貴八卦掌講習会の日々が始まったのであった。すでに「初心者講習会」と「易筋経講習会」に出たのだけど、毎度の話、ホンのちょっとした点を直されただけで目ウロコがボロボロ落ち、そのたんびに「おお、そういうことだったのか!!」と体が驚くのであった。

易筋は、正直始める前はどう考えてもたいして役に立つ「運動」とは思えなかったのだが、やってみると、これをやるとやらないとでは八卦掌的な身体(スジや膜の強化された内感覚)のデキようがまるで違うというのがわかる。こればっかりは、いくら先生に説明されても、ホントに不思議な感じだ。だって、一見ただの「体操」にしか見えないのだ。それが、経験者がやると自然と「スジを使って体をまとめ、内部で力を通す」ような感覚になってしまい、しかもそうすることで猛烈にキツくなるんである。が、アキラカにそれで首の背面、背中や腰が「鍛えられている」と感じる。でも、あまりにシンドいので、じつは毎日はやってない。
つか、先生は「これは非常に大変なので、一日に2時間とか、やってはいけません」などというので、思わず吹いてしまったのだが、冗談ではない。先生のいう「20分くらい」なんて、とてもデキないよ。勘弁してほしい。とはいえ、もしやったら物凄い鍛錬度にはなるだろうなー。

八卦掌の方も、自分じゃそれなりにやってるつもりでも、直されると「ぎゃー、そもそも馬歩ができてねーじゃん!」とか「扣歩がちゃんと踏めてないんだ、俺!(泣)」とか、いちいち頭の中大騒ぎである。これを一通りやると、それでも講習会終わったときには歴然とレベル上がってるので、やっちゃうんだけどさ。ホンのちょっと首の角度変えただけで、こんなに首のスジ引っ張られるんだとか、ちょっと片足をまっすぐ立てて、背筋まっすぐにするだけで、「おお、これこそが馬歩!」「うぎゃー、まるっきり空気椅子!」なんて、今さら痛感するんである。

じつにまったくシンドくて、手抜きしようと毎回思うんだけど、やっぱり一生懸命やっちゃう。で、ぼろぼろに疲れる。でも、結局のところ、体がそうしたいんだろうとしか思えないなー。
今年は、できるだけインターンバルをとりつつ、途中で鍼灸にもいって調整しつつ、何とか乗り切りたいと思っておるのであります。

李老師の馬貴八卦掌東京講習会の情報↓
馬貴派八卦掌研究

8月には岡山、福岡地区でもやります。
http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/20080729/p2

natsume

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夏目 房之介

夏目 房之介

72年マンガ家デビュー。現在マンガ・コラムニストとしてマンガ、イラスト、エッセイ、講演、TV番組などで活躍中。

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