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先日、フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書)を読みました。

実は私が最初にフリーライダーという言葉を知ったのは、ネットの中の話でした。ネットに書き込んだりせず、人の書いたものを見るだけ、恩恵を受けるだけの「ただ乗り」の人がフリーライダーと呼ばれていました。

この本で触れられているのは、ネットの世界ではなく、実世界にいるフリーライダーたちです。

フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書)
フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書) 河合 太介 渡部 幹

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実は、休みながら読んだので、結構時間がかかってしまいました。というのは、登場してくる「フリーライダー」達があまりにも具体的で、「あ、この人いる、いる!」と読んでいるうちに少し腹がたってしまい、気分が悪いので、途中で放置、また気を取り直して読む、という感じだったのです。

あまり書きすぎてしまうと、ネタバレになるのですが、この本ではフリーライダーを4つに大きく分けています。以下本から抜粋した図です。

                             サボり系
                                                    |
         暗黒フォース型                    |       アガリ型 
                                                    |
精神的負担系-------------------+-----------------実務的負担系
                                                    |
         クラッシャー型                       |      成果・アイディア泥棒型
                                                    |
                                             略奪系

もうこれ以上出世できないからとだらだらゲームをやっているようなアガリ型

人のアイディアを自分のこととしてうまく報告、部下には強いが人事権を持つ上の人には忠犬のように忠誠を見せる、成果・アイディア泥棒型

自分の仕事を客観評価ができず(都合よく考え)、自分を批判する人を攻撃するクラッシャー型

最低限の仕事だけこなし、現状維持、改革しようとする人を潰す暗黒フォース型

フリーライダーが会社にいることで、「頑張ってもダメだ」「仕事をしないで給料がもらえるんだ」とやる気を失う社員が出たり、働かない社員が会社のお荷物になる弊害などもあるようです。
本では、自分自身に自覚のないフリーライダーについても言及しています。

また、組織が行き過ぎた成果主義等で、フリーライダーの発生しやすい状況になっている例についても言及しています。

会社で困った上司や同僚に悩まされている人には、是非読んで欲しいと思いました。

個人的には、成果・アイディア泥棒型とクラッシャー型が私の勤務してきた外資系では比較的見かけるタイプだと思いました。

アガリ型と暗黒フォース型は、成果主義の外資系では存在しづらいのかもしれません。

海外にいる上司へ報告することで評価される仕組みなので、どうしても成果・アイディア泥棒型が増えてしまうという可能性もあるかと思いました。

本の中には、どう対処したらいいか、自分がそうならないためにはどうしたらいいのかについても触れられています。かなりしっかり調査をしてまとめている印象を受けました。

世間では「フリー」ミアムモデルが話題になりましたが、この「フリー」についても是非考えてみたいものです。

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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