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ツイッターで神田さんや、大木さんも言及されていたアバクロ(アバクロンビー&フィッチ)。

遅ればせながら、私も、友人と一緒に、銀座のアバクロに行ってきました。以前も何度かブログでアバクロのことは書いていますが、これまでは通販でしか買えなかった(個人輸入して売っていたお店はあったとは思いますが)アバクロがようやく日本進出でどんな感じなのか、とても気になっていました。場所はユニクロ、H&M、ZARAなどの近くです。

すでにどういうブランドなのか知っている人には、つまらない説明になりますが、USで、暗くした店内にモデルのような店員を配備し、香水の香りを充満させているお店になります。音楽も大音量で流れています。そのやり方が日本にも持ち込まれています。

さて、銀座店ですが、行列は短く、数分で店内に入れました。店内では、写真撮影サービスがあり、マッチョなモデルさんと一緒にとったポラロイド写真がもらえます(このサービスがいつまでやっているのかは不明です)。

店内ではエレベータで7階まで連れて行かれ、そこから上が女性用、下が男性用のフロアになります。11階建てで、エスカレータがなく、階段の上り下りが結構運動になります。壁画というか、階段の壁に書かれた絵がまたすごいです。階段も下からライトがあたっているようでキレイです。この絵に関してはこのリンク先の記事にもあります。

お値段は、1ドル140円くらいで換算されている印象です。(ちゃんと計算したわけではないので違うかもしれませんが)。Tシャツが5000円ちょっと、パーカーが1万円ちょっとという価格設定です。アバクロを通販で正規品を直接買うと、円高なので、本体は安く買えるものの、送料5000円程度と、関税がかかるため、それを考えたら、銀座で買うのもありかなと思いました。値段は円、ユーロ、ポンドの表示がついており、USDの表示はありません。

店員の方は外国の方も多く、「試着室」では通じず「フィッティングルーム」と言ったら通じました(ちなみに10階にあります)。
英会話の練習もできそうです。店内に充満させている香りの香水を買った人に、店員さんが皆で「ポゥー」とマイケルのように叫んでいました。

客層としては、「話題になっているから見ておこう」という人が多いように感じましたが、Mサイズが完売しているTシャツなどもあり、結構みなさん買っているのかもしれません。

ZARA、H&M、Forever21などのファストファッションの進出が続く中、まったくコンセプトの違うA&Fの進出、今後どうなっていくのか楽しみです。

それから、まだいかれたことのない人は、カジュアルファッションの店に対してのイメージが変わったり、と、いろいろおもしろいと思うので、とりあえず店内をのぞいてみることをお勧めしたいです。多分「服を安く売る」ということは全く考えていないのではないかと思われます。

他のショップと同じことをしなくてもいいんだ、ということ、つまり、自分にあてはめて考えると、必ずしも同業者と同じアプローチをせずともやり方次第で商売って成り立つんだ、ということにも気づかせてくれるような気がします。



きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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