きょこ コーリング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) きょこ コーリング

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

« 2009年8月7日

2009年8月10日の投稿

2009年8月11日 »

通常はマーケティングやマーコム担当者がセミナー企画や運営を担当していたりすることが多いのではないかと思いますが、過去の担当者のやり方をなぞったりするだけではマンネリ化し、集客力が落ちたり、参加者の満足度が下がってくるケースも見られます。そんなときに参考になるのは他社のセミナーです。

競合他社のセミナーでは、参加をお断りされてしまうこともあるので、私は以下をオススメしたいと思います。そのときに、そのセミナーを見つけた「手段」についても忘れずに記録しておいてください(集客の際の参考になります)。

1.隣接分野の大手有名企業のセミナー

大手で知名度があっても、集客のためにはバナー広告を使ったりして、お金をかけていることも見えてきます。運営にあたっては、プロの運営会社が入っていることも多く、わかりやすいコンテンツや、興味深い基調講演、無駄のない受付や受講後のアンケートなども参考になります。

2.隣接分野の中小・中堅企業のセミナー

それほど予算がかけられない中で、シンプルではあるものの、工夫をしているケースも多く見られます。比較的安価で交通の便の良い会場を使って実施しています。少人数でわかりやすくインタラクティブなやり取りができる場合も多いようです。場合によっては、イマイチな内容のこともあるのですが「どこがイマイチで、自分だったらどう工夫する」ということをメモって帰ってくれば、反面教師としてとても役に立ちます。

3.まったく異なる分野のセミナー

自分の興味がある分野(株式投資でも、アンチエイジングでも、メイクでも、何でもいいと思います。ただ、住所を書かせてその後しつこく勧誘するセミナーもあるようなので、気をつけてください。まあ、自分たちと同じく製品やサービスのプロモーションのためにやっているわけなので、当然といえば、当然なのですが、興味のない人も勧誘したら逆効果ですよね・・・)ITやソフトウェアのセミナーではまだ取り入れられていない、セミナーの新しい手法に触れることもできます。

隣接分野の企業のセミナーであれば、マーケ担当と名刺交換をしてその後のアライアンスの話に発展することもありますし、内容も勉強になるので、いいことばかりです。

出たセミナーに関しては、よかったところ、わるかったところ、自分だったらこのように変えたいところなどを表にしておくとすごく役立つと思います。参加者の集まり具合、会場、開催時間、曜日なども要チェックです。

企業によっては、就業時間中にセミナーにいけない会社もあるようですが、なんとか上司を説得するなり、夜にやっているものに出るなりして見てはいかがでしょうか?

きょこ

« 2009年8月7日

2009年8月10日の投稿

2009年8月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
kyoko
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ