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「何度もリストラに遭って、買収も多いし、英語が流暢な人ばかり優遇されるし、上司は外国人で文化も違うし、座席も電話も1人1つでなんだか隔離されてる感じだし、結果ばかり求められるし、人とのつながりが希薄だし、もう外資は嫌なんだよね。安定したところで働きたいんだよね。」

なんだか、そういうネガティブな発言をここにきてよく耳にしました。大手ITの外資系企業は、よい発表ばかりしつつ、いまでも平然とリストラをしていますよね。前にも書いていますが私もリストラに遭った経験があります。非がなくてもいきなり来ることもあります。

ですが、個人的には外資は好きです。
ですので、ポジティブな面を見て行きたいと思います。ただ全部の外資系にあてはまるわけではないのでご注意ください。

1.給料が高い
安定してない分、もらえる給料は高めです。ただし、年齢が上がっていくにつれて給料があがるわけではありません。

2.年齢・性別・学歴不問
転職の数や学歴に固執する度合いが低いので日本企業より入りやすいです。(というか、点職歴や学歴によって、書類段階で足切されづらいし、そもそも中途だと入れない日本企業もありますが、外資は中途にも大きく門戸が開かれていることが多いです)
LinkedInや外資に強いリクルーティング会社などをうまく使えば、多数の求人情報が飛び込んできます。50歳を過ぎても、ちゃんと仕事ができるのであれば、職があります。

3.結果を出せればOK
結果が重要なので、途中のプロセスを省略することもできます。朝9時に必ず出社の義務はありません。ただ、どういう結果が出せたのか、数値化しておく作業は必須。

4.海外出張が多い
ポジションによりますが、年に数回海外に行けます。仕事ですが、自由時間もあります。会議でホテルに缶詰になりますが、Sales kick offなどでは、おもしろい余興もあったりします。

5.自己主張も可能
「私はこの食品は食べられません」「お酒は飲みません」「家族のために定時で帰ります」などが「わがまま」には受け取られません。結果が出せるのであれば、当然の権利になります。それにより会社で浮いてしまう可能性は低いです。異なる文化を持った人の集まりですから、それぞれ違っていて当たり前です。もちろん協調性も必要だとは思いますが。

6.長期休暇を取りやすい
「この時期は休みます」と宣言しての休暇が取りやすくなります。休んでいる間とか、誰かがやめて後任が決まるまでの間、仕事が止まるのは当たり前として認識されます(ただし、期末になって結果が出てないとアウトですけど)

7.重要な役割を任せてもらえる
性別・年齢・経験にかかわらず、できるのであれば、重要なポジションが回ってきます。ある会社では、23歳でアルバイトでテレマーケティングをしていた女性が、中国担当マーケティングマネージャーに抜擢され、彼女はそれをちゃんとこなしていました。年功序列はありません。

他にもいろいろありますが、外資でリストラされてしまった人は次も外資でもいいのではないかなと思ったりします(選択肢から完全に消してしまわずに)。また、外資系は不安定だと毛嫌いしている人も、体験しないで嫌わずに、挑戦してみてほしいと思ったりします。意外と楽しいし病みつきになるかもしれません。

繰り返しになりますが、上記がすべての外資系企業に当てはまるわけではありません。日本的な文化を持っている企業もあります。

是非いろいろと調べて、転職を勝ち取ってもらいたいと思います。

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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