きょこ コーリング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) きょこ コーリング

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

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「落ちてしまったら、あまりにも格好悪いなあ」と思い、誰にも言わずにこっそり受験したPRプランナー試験。1次、2次のマークシートを通過し、先月3次試験で実際にニュースリリースを書いたり、広報プランを作成したりしました。

PRプランナー試験は昨年始まったばかりの新しい試験です。ちなみに3次合格後は面接を経て、登録料を払い、認定を受けるという流れになっており、認定証が届くのは10月になります。

試験に関しては、マーベリックさん(某有名IT企業で広報をなさっていた、ITの広報・記者の間では有名な方です。私も記者時代に取材でお世話になりました)の書いたブログが詳しいので、そちらを参照していただくとして、試験で感じたことをいくつか。

■1次と2次は暗記が重要
1次と2次は、大学受験の暗記テクニックが使える人であれば、合格できる内容だと思いました。経験がない場合は課題図書を暗記し、新聞を読んでおけば、なんとかなりそうです。PRの仕事に就きたい学生さんでもちゃんと勉強したら受かると思います。時事問題は何故かプロスポーツ関係の知識が問われました。

■3次は実務力と時間配分
3次試験は、実際にプレスリリースを書くのと、プランを立てるのを3時間の中で一気に行い、USBで提出するので、基本的なOfficeソフトの操作、PC操作が必須なのですが、このブログを読んでいるようなIT企業の方は操作は問題なくできる内容です。

内容ですが、どの程度のレベルを合格にしたのかわからないのですが、経験者の人は普段やっていることが、その場でできれば合格するのではないかと感じました。問題文もデータでもらえるので、部分的にコピペをして、回答の中に貼り込むこともできます。

ただ、初見のものを3時間で2本やるわけですから、のんびり考えると時間がなくなります。また問題も選択式なので、どちらにしようか迷い、途中で課題を変えた場合、時間切れになる可能性もあるのではないかと感じました。普段から1人ブレストなどをして、アイディア出しの訓練をし、そこから良いものを選んでプランにまで落とし込む習慣をつけてあれば、有利だと思います。

私は航空会社のプレスリリースと漁協のキンメダイの風評被害に関するPRプランを選びました。普段やっているのはB2BのITに特化しているので、業界も全然違うので心配もありましたが、結果として、合格させていただいたところを見ると、業種・業態が違っても、求められている要素は変わらないように感じました。

■最大限の実力の出せる環境を準備して試験を受ける!
3次は真夏の試験だったので脱ぎ着できる上着、ペットボトル(試験中にももらえましたが、もらえるのを知らずに用意しました)、ひざ掛けなどを用意しておきました。

それから、脳の栄養は糖分と聞いたことがあるので(みのもんたさんの番組でしたでしょうか?笑)、試験前にはチョコレートなどを食べることにしています。今回の会場は食事禁止でしたので、会場に入る前に食べました。

また、試験時間中にトイレも行ける環境でしたので、トイレにいったときに深呼吸もして、冷静になってまた席に戻ることもできました。多分ずっと座りっぱなしの人よりも、気持ちがリフレッシュできたように思います(3次試験のみ)

試験はとにかく最大限の実力が出せるよう、周りの環境も自分でできるだけコントロールするようにしています。

■どんな人が受けるとよいのか?

未経験であっても2次試験までは進め、プランナー補という資格はとれますので、他の職種からの転職を考えている人にはよさそうです。

また、現在PRの仕事についている人、特にPR会社の場合は、名刺にロゴも刷り込めるので、もしかしたらお客さんへのウケもいいかもしれませんね。

■受かったからといって・・・
受かったからといって何かが変わるわけではないのですが、こういう認定試験ってどうなのかな?意味があるのかな?みたいに思っていました。体験してみて感じたのですが、受けていないと実際のところ何もわからず、PRプランナーという資格について議論ができないと思いました。

資格制度に関しては、一般的に、教材(講習会)、試験、認定、登録などと、団体や企業の格好の収入源になっている場合もあるのですが、この資格に関しては、トレーニングもなく、教材も一般の書籍で、このあたりは当てはまらないようです。

受かったことで私の身辺に何か変化があるのかどうかは、今後折を見てブログにてレポートさせていただこうと思います。

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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