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広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

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あるニュースに関する、コラム的のようなものを某紙に寄稿することになりました。
そこでその内容に関する写真を入手することに。
(すでにさまざまなニュースでもみかけた、一般的な写真です)
そのため、複数社の広報に連絡を取りました。

ところがある1社の対応だけあまりに冷たい対応でした。

私が執筆者だと言っているのに、執筆者か媒体の責任者から連絡してほしい、また担当者のメルアドじゃなくて広報全体のメルアドに連絡しなおしてほしい。(なぜ?この担当者さんは別件で一度接点があったので、気楽にお問い合わせできると思ったのですが・・・)
事故があったら困るので。(事故って何?ネットにも出てる 写真を貸してと言っただけなのだけど。私が何か悪用すると思ったのでしょうか?)とのこと。

内容としては、それほどひどくないのかもしれませんが、言外に、何かこちらを疑っているような嫌な雰囲気が漂っており、行間からそれが伝わってきました。

最後に、その媒体と私のの関係を説明するようにと言ってきました。(メールの中に、媒体名●●、執筆者:加藤と書いていたのですが・・・)

結局、

・何度も貴社の記事を書いてます。以前はソフトバンクやアスキーで記者をしておりました
・現在も連載や執筆などをしています(月刊アスキーなど)
・過去に日経BP、アイティメディア、ダイヤモンド社などでも執筆しておりました
・今回○○という媒体に頼まれて寄稿します
・それでも問題点あればご指摘ください。

とメールしたらようやく、写真が送られてきました。前の広報ご担当者さんは丁寧な方だっただけにちょっとびっくりしました。

昨年、某誌の編集関連の仕事をしたときに、個人名で大手航空会社や製薬会社に問い合わせたことがありましたが、すぐに丁寧に対応してくれました。

怪しそうな相手から連絡が来たときに、いきなり怪しいときめつけて失礼な対応をする方法もあれば、丁寧な対応をしつつ、相手が怪しいものか、そうでないかを見極めていく方法もあると思います。

ある上場企業の広報担当者曰く、世の中には怪しい媒体もあるので、あまり聞いたことがない媒体名だと、警戒するとおっしゃっていましたが、警戒心丸出しにして、相手に失礼な対応をしていいということにはならないと思いました。

今、ブロガーも記者会見に呼ぼうとか、誰でも記事が書けるようにと、記者会見の資料やプレスリリースをブロガーやPJ(パブリックジャーナリスト)にも送ったり、Webに公開したりする企業も増えています。これだけ情報発信する人が増えると、その方向性もアリだと思います。ある外資系PR会社は、ブロガーへの情報提供についてサーベイを実施しており、そのうち結果が公開されるようです。

個人的にはブログをやっていたり、個人で執筆をされている方のパワーで、おもしろい情報が広まったらいいなあと思っています。そんなわけで、いろいろ事情があるかとは思うのですが、広報ご担当者の方は、いきなり相手を疑うのではなく、丁寧な対応をしていただけたらうれしいです。


きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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