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日経WOMANのエッセイで内永ゆか子さんが、会議で正しい意見を言ったのに自分が浮いてしまった(実はすでにもうその内容は「根回し」によって決定していた、枕詞もなくいきなり間違っていると否定してしまったetc...)、会社の中のルールを知らずにいたという昔の話を書かれています。男子社員であれば、上司から厳しく教え込まれてきた内容も、「セクハラになる」からなどと女性に対しては教えてもらえないこともある(たとえば、ビジネスにそぐわない服装で出社したとき)等、書かれていて興味深く拝見しました(注:今手元に本がないので、記憶を頼りに書いてますので、少しニュアンスが違う可能性があります。詳しくは実物をご覧ください)。

確かに厳しいビジネスのルールは教えられなかった気がします。(もっとも、自分からいろいろ人の動きを見て学ぶ必要もありますけど)

そして、今度は会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだという本を見つけました。

男性がごく当たり前に身に着けている会社で仕事をする際のルール(規範?)が身に着いていないために、本来の能力とは別に、仕事をしづらかったり、コミュニケーションがうまくいかなかったりということがあったりするようなのです。この本は、その理由が子供の頃の遊びにあるということで、野球とままごとを例に挙げているのです。

働く女性は、もしかしたら一度この本に目を通しておいてもいいかなと思いました。また、男性も、仕事で関わる女性とのコミュニケーションがちょっと難しいな、予想してるのと違う反応がかえってくるなあ、などという場合にこの本を読むと何かヒントが得られるかもしれないと思いました。

どうやって売上をあげるか、ではなく、社内でどううまくコミュニケーションをするかというビジネス本です。

Amazonから少し説明文を引用しておきます。

能力のある女性が、なぜ昇進を阻まれるのか。それは、ビジネス社会は「男のルール」で成り立っているのに、
  女性は幼い頃からなじんできた「ままごと」のルールに従って行動しているから。
  たとえば、男性は「ゴールを達成すること」「ライバルに勝つこと」を最大の目的と考えますが、
  女性は「みんなで仲よく働きたい」と思っています。
  このギャップが大きな落とし穴となっているのです。

    ・ (男)勝つためにはズルをしてもいい⇔(女)ルールは絶対に守るべき
  ・ (男)作戦を立てなければ勝てない⇔(女)ベストを尽くせばうまくいく
  ・ (男)会話を通して、問題を解決する⇔(女)会話を通して、友情を築く
  ・ (男)とにかく強気にふるまう⇔(女)笑みをたやさず、感じよくふるまう
  ・ (男)権力で相手を動かす⇔(女)交渉で相手を動かす

  このように、男女が子どもの頃からそれぞれに学んできたルールの違いを知り、
  その知識を自分に有利なように利用することが、職場で認められるための最短ルートとなります。
  そこで本書では、これらのルールをもとに、ビジネスシーンでの行動の仕方、
  自分が優位に立つための話し方やしぐさ、リーダーシップのとり方などを具体的に解き明かしていきます。  本書のアドバイスを実践すれば、ビジネスがもっともっと面白くなり、必ずキャリアアップできる! そんな一冊です。

翻訳なので日本で当てはまらない箇所もあり、更にはちょっとこじつけっぽいところもあるかもしれませんが、何らかの気付きはあるように思います。


会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ
会社のルール 男は「野球」で、女は「ままごと」で仕事のオキテを学んだ パット・ハイム スーザン・K・ゴラント 坂東 智子

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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