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先日、ある方にご招待されたクリスマスパーティで、某社(誰でも知っているソフトウェア)の日本代表の方とお話をし、私がIT企業のPRやマーコムの支援をしているということで、話題は広報のことになりました。
以前もメディアトレーニングのことを書きましたし、鶴田さんも書いていたと思いますが、外資系の人にとっては、メディアトレーニングはかなり当たり前のことになっていると思います。
ただ会社によって差があるようです。「トレーニングを受けていないものは、記者に対応させない」会社も多いのですが、「この人、製品に詳しいから、この人でいいよ」「社長が人前に出るのが好きだから、1人で対応するって言ってる」みたいに、とんでもない対応をする会社もあったりします。これは少し危険だと思いました。昔ですが、記者の質問にとりあわず、自分の主張ばかりを繰り返し、途中で怒り出すというケースに出くわしたことがあります。
きちんとしたトレーニングを受けて、習得されている方は、記者からの質問への対応もスムーズで、答えられる内容、答えられない内容を明確にしながら、はっきりと回答していきます。挑発的な質問を受けてもさらっと流し、苦手な内容でもうまく得意分野の話につなげたり。
パーティでお話をしたこの代表の方も、メディアトレーニングを受けるとおっしゃってました。
それにしても、最近記憶に新しいのは船場吉兆ですよね。母から息子へのささやきの指図が全部マイクに入ってしまったり。自分は取締役に居座る、客に謝らずに、先代には申し訳ないという。とにかく、「こうやったら悪化しますよ」という悪い見本をうまく示していたように思います。初動からして間違っていたのを更に悪化させましたよね。
ITの世界でも危機管理系も重要かもしれませんが、そこまでいかなくても、とりあえず、普段の取材で最低限気をつけておくべきことは知っておく必要があると思います。そうしないとせっかくの取材がだいなしになってしまう可能性があるからです。
ちなみに弊社では本格的なものはしていませんが、簡易版として簡単な講習と、模擬インタビューや模擬記者会見などをやっています。わざと挑発的な質問も準備して、その対応などもトレーニングして、後で振り返ります。
本格的なものはググっていただくと大手のサービスが出てきますのでご参照ください。
また、本を読むことでも気付きがあると思われます。
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