きょこ コーリング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) きょこ コーリング

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

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ふと思ったのですが、何かお願いごとがあって、依頼をしたのに相手が全然動いてくれないときってあると思います。そんなときに、以下のようなことを考えてみてはいかがでしょう?

1.前回その人にお願いをしたとき、御礼を言った(伝えた)か?(心の中だけの御礼は伝わらないです。ついつい私もやってしまうのですけど。気をつけなくては)

2.相手は忙しくないか?(忙しいというメールをもらった直後にお願いをしても無理がありますよね?)

3.相手はこのお願いをきくことで何かメリットがあるか?なければ、何かメリットを与えるにはどうすればよい?(金銭という意味でなくても。例:取材に協力→お金は出ないが、記事にしてもらえる利点がある。テレビの撮影にオフィスや商品が使われたら社名が出るなどの利点がある。講演をすれば、知名度向上につながる等)

4.逆にその相手に頼まれたとき、自分は即座にさくっと断わっていないか?そして自分だけお願いをしていないだろうか?

5.相手がビジネスにしている内容を「無償で」やってくれと頼んでいないだろうか?(店頭に行って、「このシャツ、ただで頂戴」といったらおかしいですよね?人材紹介会社に「成約」してもお金払わないけど、人材探してくれる?といえば相手は動かないですよね?)

6.お金を払ってお願いするときに、まったく桁外れに安い報酬を提示していないだろうか?(だいたいの仕事の相場ってネットでも調べられるような気がします)

7.自分のメリットになることがみえみえの内容に無料で協力させようとしていないか?(大学の論文のためのインタビューは受けてもらいやすいが、自分が有償で販売する調査のために時間を割いてノウハウを話してほしい。でもあなたの名前は出ないしお金も出ないよと言われたら相手の協力は得にくいのでは?)

8.相手と人間関係が築けているか?「困ったときだけ頼む人」として過去に何度か利用していないか?

9.「今度仕事を発注するからこれはタダでお願い」と、先にグリコのおまけをとって逃げようとしていないか(一度やってしまうと、せっかくのコネクションはなくなります)

10.相手が無理なお願いを聞いてくれた後、相手から頼まれた内容は「できません」と断わって、それにも関わらず自分のお願いをしていないだろうか?

11.お願いする相手を間違えていないだろうか?親しくない人に重くて大変なことを頼もうとしていないか?

12.お願いをしたメールの返信で相手もちょっとしたお願いをしてきているがそれを無視して自分のお願いばかりに集中していないだろうか?自分にとってとても大事なことでも「自己中心」すぎたら相手は動かないです。

13.相手はどんな人だろうか?前職で部下だったけど、今は立場が逆転したりしていないだろうか?もう同じ会社じゃないのに、タダで何でも言うことを聞くと錯覚していないだろうか?

14.だめもとでとりあえずいろいろお願いしてみようと、あまり親しくない人に何度もお願い事のメールを打ちまくっていないだろうか?(最後は誰も相手にしなくなります。)

これ、本当に自戒の念をこめて書いているのですが、師走で忙しくなると、つい自分のことしか見えなくなりがちです。

私も、自分の頼みごとが優先になってしまうことがあります。相手の立場も考え、Win-Winの関係が築けるようになりたいものです。って、いつも友人やクライアント先に助けられてばかりで、自分もできていないのに偉そうにすみません。

でも、こんなネタをブログに書こうと思うという話を某友人にしたところ、「でもさ、とりあえずだめもとでお願いをして、断わられてもショックを受けず、強く突き進んでいく人がビジネスで成功するのじゃない?」と言われました。うーん、どうなのでしょうか?要はバランスなのでしょうか??

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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