« 2008年12月8日

2008年12月9日の投稿

2008年12月11日 »

 日本ではあまり盛り上がっていないが12月4日に米Googleと米Facebookがそれぞれ「Google Friend Connect」と「Facebook Connect」をリリースしている。これに先立ちブログベンダーの雄シックスアパートが「Type Pad Connect」をリリースしたことは先日伝えた。そしてマイクロソフトも11月に発表したWindows Liveへのソーシャル機能の追加についてこの12月から着々と実装を始めている。
 MSの機能拡張を除いた3つのコネクトと呼ばれる機能に共通するのは、ホームページやブログ、メッセンジャーといった既存のツールにこれまでSNSが得意としてきたパーソナル情報の提供や招待、フレンド登録(はてブではお気に入り、マイクロソフトはつながりと呼ぶ)と言った機能である。これによって従来コメント欄やフィードバック機能を持たなかったツールもコンテンツもネットのものは全てソーシャル化されることになる。

 日本のネット界ではこうしたメジャーに対してはてなが大健闘していて「Google Friend Connect」や「Facebook Connect」よりも先日バージョンアップしたはてなブックマークのほうが話題だ。これはやはり元々のBlog(日記)なりブックマークなりフォトアルバムをはてなに持っているユーザが多いことが影響していそうだ。ソーシャル機能で繋がるといっても繋がる元の人のパーソナリティというかベース基地というかそういうものがないと繋がるモチベーションにならないとか繋がりが維持できないのかもしれない。
 もしこの仮説があたっているとすると、日本でコネクト系が流行る時期は、ヤフーやライブドア、アメブロ、FC2といった他のブログ基盤提供サービスがコネクト機能への対応や提供を始める頃だと言うことになる。

 さて今の日本ではコンテンツ上でコネクトする以前に、拡張されたはてなブックマークで誰をお気に入りに入れてコネクトするかという事が議論や試行錯誤の対象のようだ。先日は

私のはてなダイアリーに対して、誰が一番多くブックマークをしているのかを知る方法をご教示ください。

 なんて質問がネットで行われ、その回答として、被はてブランキングを調べるブックマークレットが公開されたりもした。残念ながらこのブックマークレットはサーバー側の負荷が大きすぎると言うことで公開が停止されたが、類似のサービスとしては、「はてブ Fans Ranking」であなたのブログをたくさんブクマしてくれてる人を調べようというのがある。こうして調べた自分のブログのファンをお気に入りにいれるというのはひとつの方法だ。
 あと他にもお気に入りを増やすための補助的サービスとして「好みの近いはてなブックマーカーを探そう!」というのもある。

 でも私はいまのところ、自分と嗜好が近い人をお気に入りにいれるというよりは、むしろ逆に自分と若干興味分野が別の人をお気に入りに入れて思いがけない情報に出会う使い方のほうが好みだ。協調フィルタリング等の機械的なリコメンドサービスって似たような人や情報は推薦してくれるけど、期せずした偶然の出会いは苦手なんだよね。

yoi

« 2008年12月8日

2008年12月9日の投稿

2008年12月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
knowledge
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ