« 2008年11月6日

2008年11月7日の投稿

2008年11月11日 »

 年末が迫ってきたが個人的には今年大きく目立った現象としてユーザ作成型コンテンツの台頭を感じている。今年の纏めとか記事を書くときは必ず取り上げるようにしたい。ところがこのUGCってユーザ生成と言うだけあって非常に多岐にわたるし内容も様々だ。だからこそ面白いのだけどもいろいろ整理したり分析するとなるととっかかりが難しい。

 で何か調査とか統計が無いものかとSlideShareをブラブラさがしていたら出会ったのがこのレポート。ソーシャルメディアを運営するインドのContests2Winという会社のものだ。

 (一応英語のサービスらしい正直に言って私自身はこのサービスを使ったことがない)Contests2Winではユーザが自由に画像や動画を使って「クイズ」や「投票」「格つけ」といったコンテンツや「TWISTER」「HANGMAN」「CROSSWORD」といったゲームを作成しそれをContests2Winのプラットフォーム上で公開して他の人に楽しんで貰う仕組みのようだ。コンテンツやゲームのプレイの際にはGoogleのAdsense広告が表示されてコンテンツホルダーに利益還元がされる仕組みでコンテンツを作成するモチベーションにしているらしい。

 スライドの7P以降にContests2WinというプラットフォームでユーザがどのようにUGCを作成しているのかの調査結果がグラフや表で紹介されている。
20081107_2  面白いのは9Pの年齢層別のプレイと作成の割合の差。25歳以下のユーザはコンテンツやゲームを作成する方にウエイトを置くのに対して26歳以上はプレイ重視という結果が出ている(その部分のグラフは左を参照)。あと14Pにあるように、全体では21%しかいない女性ユーザがコンテンツ作成面では40%~50%のシェアということだ。UGCを作成しているのは若年層&女性に多いというのはなんとなく感覚的には判っていたけどこうやってデータで示されると強い。もちろんこれは海外でのデータだけど日本でも同じ傾向はあるように思う。

 あと19Pでコンテンツやゲームのカテゴリ毎にUGCの作りやすさを問うているがこれと11Pのカテゴリ毎のUGC作成数がほぼ同じ順になっているのもポイントかな。もしかすると沢山作ったから理解が進んだ面もありそうではあるけど、やはり作りやすいものほど作られるようだ。これにプレイされるカテゴリ順とかAdSenseでの稼ぎ上位順なんてデータがあれば組み合わせてもっと面白い分析が出来そうなのだけど残念。

 日本でUGCというとニコニコ動画や価格コム、pixivなんてのがメジャーだ。あと個人的には世論調査.netとかdocuneなんてのも使っている。でもこういうUGCの中身の分析や調査をして公開してくれているのはドワンゴ/ニワンゴくらいしか印象がない。プラットフォームの提供側がいろんなデータを分析したり提示してくれたらもっとUGCについてわかってきて面白くなりそうなのに。

yoi

« 2008年11月6日

2008年11月7日の投稿

2008年11月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
knowledge
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ