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 恒例の実名ブログの定点観測結果、2008年6月分である。

オルタナティブ・ブログは再活性化

 2008年6月のオルタナティブ・ブログには新たに5名ものブロガーが参加して総ブロガー数は163人(1名廃止の為4増)となった。ひと月に5人ものブロガーが参加したのは、2007年4月に7名が新規参加して以来の事で、オルタナティブ・ブログが一気に賑やかになった印象だ。
 新規参入組に触発されたからか、永い冬眠から覚めてブログを再開するブロガーも相次いだ。「暁ブログ」「ビジネスをデザインするブログ」「新価値創造プロジェクト」「Bursting head」と4つのブログが半年以上の期間をおいて再開している。

2008_06  この結果6月のオルタナティブ・ブログのアクティブ・ブロガー(毎月月に1回以上投稿するブロガー)は開始以来最多の84名となり、アクティブブロガー率も、 49.7%(4月)-> 49.7%(5月)-> 51.5%(6月)と持ち直した。月間平均投稿数は、9.41(4月)- >9.15(5月)- >9.17(6月)という推移だが、これは6月新規加入ブロガーの何人かが月末に参加したからで、実態としては投稿数ももっと持ち直していると思える。{※先月の集計結果にミスがあったために2008年5月の数字は修正した}

停滞するイザ(iZa!)記者ブログにも若干の変化が・・

 イザ(iZa!)の記者ブログのほうは、2008年3月期以来2度目の継続率が50%割れとなった。平均投稿数は19.59と未だに高い数字をキープしているが、何度も書いたようにこれは一部の大量投稿ブロガーの影響のためで、こうしたブロガーを外した平均投稿数は9.20とオルタナティブ・ブログとあまり変わらない数字になる。

 ちなみにイザ(iZa!)の記者ブログのほうでは、7月に入ってからブロガー1名が退社による廃止(実際には専門家ブロガーへの移転)と新規記者ブログ1つを開始する旨のおしらせが、Mixiのイザ(iZa!)コミュニティには掲載されている。ただ、このお知らせはネット上の公式ブログには記載されていないようだし、現時点では記者一覧ページにも反映されてはいない。

人はなぜブログを書くのか

 つい先日総務省の情報通信政策研究所から「ブログの実態に関する調査研究の結果」というのが発表された。以前公募段階でも紹介したが、これはクローラーを使って日本国内での全ブログ数を調査した結果である。あわせてブログ開設者2531名のオンラインアンケートを使った意識調査も行っっていて、この報告書の11ぺージと12ページには、ブログの開設動機の傾向分析も報告されていた。
 これによると、ブログを開設する動機としては、自己表現(30.9%)、コミュニティ(コミュニケーション)形成(25.7%)、社会貢献(8.4%)、収益目的(10.1%)、アーカイブ型(25.0%)の5つがあり、若年層では収益目的や自己表現が強く、歳を重ねると社会貢献のほうへシフトしていくようだ。そして中間の30代はコミュニティとアーカイブ重視ということらしい。

 アンケートの設問にブログでの名前表記方法として、実名、顕名(ニックネーム等)、匿名という選択肢を入れてくれれば良かったのだがそれは無かったようで、実名ブロガーが一般のブロガーに対してブログの開設目的として何か違った感覚を持っているかどうかはこの調査からは読み取れない。
 ただなんとなくだが、オルタナティブ・ブログやイザ(iZa!)記者ブログを書いているような実名ブロガーは、自己表現と社会貢献あたりが上位に来るような気がする。実際には実名を出している分だけ収益目的やコミュニティ形成にも効果は大きいだろうが、最初からそれを狙うと言うよりは副次的効果として捉えているブロガーのほうが多いだろうというのが、私の推測である。

yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

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