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 今の検索エンジンが苦手とすることの続きの話だが、最近の検索エンジンに対する不満で良く聞くのは、検索結果が出てきすぎる、ノイズが多い、広告ばっかり、というものだろう。

 大手検索エンジンベンダーもこれにはいろいろ対策をしているようだが、最近はいくつかのベンチャーから別のアプローチでの解決策が提示されてきている。そのうちのひとつが検索エンジンに人手での検索と編集作業を組み合わせるというもの。ネーミングとしては、コミュニティ型検索エンジンとでも呼べばよいのだろうか。

 例えば、一時期にGoogleキラーとして注目されたMahalo。テーマ別ページにあたる検索結果画面を皆で編集して良い情報だけを集めたサイトにして行こうというアプローチである。Wikiと
の合体版のような検索結果画面では、検索結果の説明文を参加ユーザが独自に編集可能だし編集者のSNSページから過去に承認されたリンク数などを調べることもできる。面白いのは、「The Mahalo Top 7」と呼ばれるようにお奨めリンクを上限を設定して数を抑えていること。
 検索結果画面を編集するというアイデアはWikia Searchでも取られていて、検索結果画面に検索語に対する一口メモをユーザが追記する機能が実装されている。

 これらはサービスの利用形態や利用者という面では従来の検索エンジンよりは、オールアバウトなどのテーマ特化型コミュニティと被りそうな気もするが、一領域としては生き残りそうに思う。

Topicle1 もうひとつWikiのような編集画面ではなく、もっと単純にお奨めサイトのURLだけを参加者が検索エンジンに登録していってキーワードごとのリンク集ベースの検索エンジンを構築しようというアプローチも今年の初めからでてきている。
 Topicleでは、テーマ毎に検索画面を作ることができてその配下に推奨するサイトをどんどん登録していけば自動的に検索エンジンが出来上がるサービスを提供している。
 日本でもkynnyというサービスが始っている。kynnyは、検索キーワードに対して最適なサイトを人力で登録してもらい登録されたサイトへのは第三者からの審査や評価も行うという運営形態だ。検索結果の表示順は、これらを総合した多数決制で決めるので、歪んだ検索結果も次第に修正されるということらしい。
 早速私もkynny検索エンジンを作る側のナビゲータに登録して使ってみた。使ってみた感想は、

  1. .何をテーマに検索サイトを登録するのか悩む
    いつも巡回しているブログ系のサイトならRSSで十分だ。そう思ってエンタープライズサーチベンダーのリンク集を流し込んでみたが・・
  2. UIがこなれていない
    単純なサイトの登録はともかくとして、ひとつのサイトを複数キーワードへ登録する仕組みやひとつのキーワードに複数のサイトを流し込む仕組みが使いづらい。データの流し込みも出来ないようだし。

という感じ。サービス全体としてもうちょっとターゲティングとか利用シーンを議論したほうが良いかもしれない。人手を使うというのは良いと思うのだ。でも検索プロセスの何処にどういうモチベーションで人を介在させるかをちょっと再検討したほうがよさそうに思った。

 でふと思ったのだが、そもそもこの人手による纏めって実は初期の頃に回帰している印象もある。例えば企業内のシステムなんてちょっと前まではほとんどが人手による纏めだったのだが、情報爆発によってそれが追いつかなくなって今は全文検索エンジン導入の流れになっている。
 インターネットは更にその先へ行って人の力を借りるように回帰している。 のかな? ちょっと面白い。

yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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