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既にけんじろうさんからエントリーが出ているが、エンタープライズソーシャルネットワーキングツール開発における市場リーダーの座を目指すIBMが、ソーシャルネットワーキング仮想化および分析ツールの最新セットとして「Atlas for Lotus Connections」をリリースした。
この製品は Lotus ConnectionsなどのIBM製のグループウェアの情報を解析して、従業員のつながりを可視化してソーシャルダッシュボードとして表示する。その昔日本IBMの大和研究所には、社内でのメール交換のログを元に従業員のつながりを可視化する研究をやっていた人がいたと記憶しているのでそうしたノウハウも取り込まれているのだろう。
そして、この週末に日本ならではの分析も登場した。kynbitさんによる『ニコニコ動画 「アイドルマスター」近傍のタグ共起ネットワーク』という図がそれ。ニコニコ動画上の各作品につけられるタグにに着目してタグ間の共起関係をネットワークグラフ化したもの。
先日米国ではソーシャルグラフというのが話題になったがこれはさながらコンテンツグラフとでも呼べば良いのだろうか?実は我々も以前からKnow-Who関係のシステムに取り組んでいたこともあって、人と人の関係を図に示すことは何度かチャレンジしたことはあるのだが、人の場合って各人が複数のペルソナを持つために関係図がかえって判りづらい&使えなくなる事も多いのだ。今のところはまだ人中心ではなく作品中心の関連図のほうが現実的には使い易いような気がしている。
ただ今回の図のように、作品に絞っても対象が多い場合は、関係が入り組んでしまって図も大きくなりすぎるのは難点で、改良の余地はありそう。
ちなみにkynbitさんは過去にも「総合 再生ランキング」というグラフで再生数がロングテールになることも提示して下さっており、いろいろと興味深い分析をされている。このFlickrアドレスは今後も要注目だ。
IBMのAtlasでもkynbitさんのタグ共起ネットワーク図でも共通することだが、こうして今まで見えて無かったものを図や表や絵にして「見える化」することは分析の第一歩として凄く重要だ。普段なんとなく見ているモノもこうして「見える化」するとまた違ったことや新しいことが見えてくるし、図や表や絵にすることで他人との意識合わせがより正確になり意見交換や質疑応答などの会話が進みやすくなることは、遠藤先生を始め皆が言っていることだ。
それともう一つ、皆「見える化」の結果の図にばかり注目するが、実は「見える化」の過程で“どういう切り口で見せようか”とか“よりわかりやすい表現はないだろうか”と考える過程こそに叡智が埋まっている。
以前に紹介したように、米国では既にデータとそれをグラフ化したコンテンツを共有しながらディスカッションをするというコンセプトの「many eyes」や「swivel」というサービスも登場している。日本でもこういうサービスがあれば良いのにと思っている(最もビジネス的にはあまり儲かりそうにはないサービスかもしれない)
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