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 前2日に続いて再度、エンプティポータルになる理由とその防止のためのアイデアなどを。
 企業情報ポータル(EIP)の構築目的を明確化して、構築するポータルの種類と掲載コンテンツをある程度明確にし、その後にツールの選定をしてもなおかつエンプティポータルとなる危険はある。いざ構築となった段階で、掲載する既存コンテンツ(既存システム)が接続できなくて結局企業情報ポータルに希望のコンテンツが掲載できなくなってエンプティポータルとなってしまうことがあるからだ。

 既存コンテンツ(既存システム)が接続できなくなる理由にもいくつかの種類があるので順に簡単に紹介していく。

 まず検討段階での検討が不充分で技術的に接続(掲載)が出来ないことがあとでわかるケースがある。これは既存システム側が、元々クローズなC/S型のシステムで技術的な仕様などが開示されないときに良く起こる。この問題は事前の入念な準備と検討で防ぐことが出来る。

 一番多いのが、既存コンテンツ(既存システム)側の負荷/負担が多大になって断念するケースである。
 既存コンテンツがWeb化されている場合でも、接続の段になって認可認証部分やUI・レイアウトの部分等改めてシステムの一部に修正を加えないと企業情報ポータルにコンテンツを掲載できないケースは多い。この修正の負担やコストが捻出できなかったり、企業情報ポータル側と既存システム側のどちらが負担するかを後で揉める事は多い。このコストは企業情報ポータル構築側で負担すべきである。既存システム側に負担させると「別にポータルに掲載されなくて良いや」という発想が生まれさらにエンプティポータルへの流れを加速させることがあるからだ。
 システム修正コストではなくシステムへのアクセス負荷の面から掲載を断念せざるをえないケースもある。例えばIFRAMEなどの仕組みを使ってコンテンツを簡単にポータルに掲載できたとしても、その結果該当コンテンツへのポータル経由のアクセス数が従来より桁違いに増えることがある。企業情報ポータルには毎朝の始業時に、ユーザの多くがアクセスするからだ。このアクセス数増加に対応するための既存システム側の増強を忘れたり、行なえなかった結果、ポータル全体のレスポンス低下を防ぐために該当コンテンツの掲載を諦めることは結構ある。これを防ぐためには、あらかじめ既存システムの現在の稼働状況を調査しておき、ポータル化後の稼働想定とのすり合わせをする。そして既存システム側の資源増強分のコストも企業情報ポータル構築プロジェクト内であらかじめ見ておくしかない。

 ちなみに最も低レベルなケースとしては、ポータル構築プロジェクト側だけで勝手に話を進めて、既存システム側の担当部隊に話を通していないため、構築の段階になって相手側から「聞いてないよ」ということで政治的に接続をつぶされたり、すでに相手側にはシステム再構築の予定があってそのような対応をやっている場合ではなかったとオチとなるのもある。

 このように企業情報ポータル構築の際には、早い段階で既存コンテンツ(既存システム)側の棚卸し調査と企業情報ポータル上にどのように掲載(接続)するかとその影響についてをある程度検討をする必要がある。

 さてこの既存コンテンツ(既存システム)をどのように企業情報ポータルに掲載(接続)するかについてもいくつかの類型がある。その類型については長くなったのでまた今度。

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yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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