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 なんと早稲田大学の水島教授から直々に「缶詰おでん憲章?」へのコメントとして缶詰おでん憲章全文を頂きました!ありがとうございます。

 せっかくですのでこちらにエントリーとしても掲載をして紹介をしておきます。また憲章制定の経緯や説明などは「早稲田大学・水島朝穂のホームページ」に近日中に掲載されるとのことです。

 私も明日は秋葉原まで缶詰おでんを買出しに行き、憲章をじっくり読みながら味わってみたいと思います。

(以下転記)
=====

                缶詰おでん憲章
             2006年11月6 日
《前文》
「おでん」は、日本の中世の田楽にその起源を発し、以来、老若男女を問わず、どこの家庭でも親しまれてきた伝統食品である。海の幸と山の幸が多彩に組み合わさり栄養のバランスもよく、鍋を囲み、語り合いながら食べるというすぐれたコミュニケーション力をもつ。他方、「缶詰」は保存性と耐久性にすぐれ、「いつでも、どこでも、誰とでも」を可能にするものであり、したがって「缶詰おでん」は、その両者の特徴を融合させ、世界の食を愛する諸個人に対して、日本の伝統料理を簡易かつ安価に提供し、もって日本の伝統的食文化の普及および発展と、食を通じた世界の諸個人の相互理解をはかることに寄与するものである。また、「缶詰おでん」は、斜陽産業とされる缶詰業界や農業・水産業界の活性化をはかるとともに、日本の「出汁文化」の伝統を保ちつつ、それをアジアや世界に向けて発信していく「開かれた国際食」となることが期待される。缶詰おでんの発展と普及を願い、ここに「缶詰おでん憲章」を宣言する。

第1条(個人の尊重)
 おでんは日本の伝統料理であり、鍋を囲んで「みんな」で食べる、仲むつまじい一家団欒の象徴であるが、缶詰おでんは「個人の尊重」の視点から、ひとり暮らしの老人、若者や男女の単身者の心と体をあたためるとともに、多様なライフスタイルのなかで、個人の味や好みを尊重しつつ、家庭のぬくもりや故郷の味を目指して、「缶のなかの一家団欒」の実現に寄与する。

第2条(缶詰おでんの特性)
 缶詰おでんは、缶詰の特性を最大限に活かし、作りたてよりも時間がたった方が缶内で味が馴染み、じっくり熟成するという特徴を有しており、「缶煮込み」ないし「缶内料理」としての側面をもち、それを素早くかつ手軽に食べることができるという意味で、究極の「ファースト・スローフード」である。

第3条(おでん3原則)
 缶詰おでんの中身は多様であるが、「大根」「たまご」「こんにゃく」の3品は原則入るものとする。「大根」は山の幸の代表であり、低カロリーの上、煮込むほどに味がしみて美味しさを増す。「たまご」は良質な蛋白質を補給することに資するものであり、「こんにゃく」は腸の運動を活発化させるダイエット食品としての特質をもつ。

第4条(食材選択と地方性)
 缶詰おでんに含まれる食材の選択にあたっては、できる限り地域地場産品を活かし、広い裁量と自由な選択の「味の地方自治」を目指すものとする。

第5条(食育への寄与)
 缶詰おでんには、魚の原型をとどめない練り物や、味がしっかりしみ込んだ野菜が入っており、魚嫌いや野菜嫌いにも親しまれ、「食育」にも貢献する。

第6条(環境保護)
 缶詰おでんは、リサイクル率86%(宣言時)の容器である缶を用いていることなどからも、発生抑制・再使用・再利用(リデュース・リユース・リサイクル、3R)の順で、廃棄物ゼロ社会(ゼロ・エミション)を目指し、自然的な生活基盤や環境の保護に資する。
第7条(災害時の役割)
 缶詰おでんは保存性にすぐれ、「備えあれば嬉しいな」という観点から、災害時において被災者の心と体を温め、災害を乗り換える気力と体力を回復することに寄与する。

第8条(味の国際交流)
 缶詰おでんは、長期保存可能な形態を活かし、世界の諸個人・諸国家に展開することによって、「味」の異文化交流や国際交流をはかるものとする。

第9条(国際平和)
 多様な具材が互いを引き立てあいながら共存し、日々うまみを増していく缶詰おでんは、人と人とが互いを尊重しあいながら生きるという国際平和の象徴である。

yoi

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吉川 日出行

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