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大手プロバイダのSo-netもSNSに参入したようである。
別のサイトの報道によると、So-NetのSNSのコンセプトは「コミュニティのやり直しニーズ」だそうである。なかなか面白い。確かに大手SNSの会員数がかなりの数になった昨今ではこういったニーズも顕在化しつつあるだろう。
さて、このニュースに限らず昨今のインターネットでのSNSの隆盛についてあるコンサルタントが面白い仮説を立ててくれた。
「SNSは一時期のパソコン通信の担っていた役割の受け皿として機能している」
Niftyをはじめとしたパソコン通信の全盛期には、ユーザはIDという実名に近い個別識別番号を持ち自分のアイデンティティをそこに載せつつコミュニケーションを行なっていた。実名そのものが公開されないまでもIDを騙ることは出来ないので発言にはある程度の責任と思いが含まれていたという。
パソコン通信のフォーラムには同じ分野に興味を持った人同士のコミュニティがあり、そこでは若干雑多な雰囲気の元で複数の話題が常に流れており、ユーザはそれを読みながら自分が好きな時に好きな話題に突っ込みをいれる形式で参加をしていた。
オフ会なども定期的に開催され、アクティブに発言するユーザ間は実際の知り合いであることも多く、そういったAMの掛け合いをROMが適度に楽しむという図式が成り立っていた。今のSNSの状態やそこへの参加ユーザの意識はこれに近いというのである。
彼女の分析によると、パソコン通信はインターネットの普及と共に一旦はホームページに置き換えられるかに思えたのだが、ホームページの場合コンテンツを作成するのには若干とはいえ専門的知識が必要になる。これが嫌われてBlogが考案された。しかしBlogの場合、各コンテンツは各個人の所有物のままであり読者は興味のあるBlogを自分で探しに行かなければならない。この時のネットサーフィンは孤独な作業である。発信者側にとっても情報を発信するものの反応が見えないのでパソコン通信時代のような掛け合い的な話題進行ができなく、これが発信者のモチベーションを下げることになった。
これに対してSNSの場合はSNSにログインさえすればそこに皆が書き込んだ情報が集約されている。情報が集約されていることであたかもその人本人が一同に集まっているような錯覚を起こさせ、これがある種の一体感を醸成する。SNSにログインする際にはその昔パソコン通信へログインする際に感じた高揚感に近いものを感じるのではないか。これがSNSが非常に流行るひとつの理由だというのである。
くしくもパソコン通信で一世を風靡したNiftyserveは、今年2006年の3月にてワープロ・パソコン通信サービスを停止しておりまさにSNSの台頭によってその役割を終えることになったような形になっている。
但し、パソコン通信と最近のSNSの違いのひとつにRAM(Radical Access Member)とROM(Read Only Member)の割合の差がある。過去の研究では参加者全体に対するRAMの割合は15%~18%というのがあるが、現在のSNSではこの割合はもっと高いように思う。先日のエントリーで「なぜ日記を書くのか?」という問いかけを書いたところいくつかの回答とヒントは頂いたが、理由を完全に解明したわけではない。これについては引き続き研究をしたい。そして上記の仮説への感想も含めていろいろな方の意見も聞いてみたいと思う。
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