« 2006年6月1日

2006年6月5日の投稿

2006年6月6日 »

 以前、昨今社内での通達や連絡・お知らせが増えてきているという話題を書いたが、同じように最近企業内のマニュアルや手続き集も膨大に増えてきているようである。その背景には、商品のライフサイクルの短縮化に伴う度重なる新商品開発や製品の多様化にあわせて、商品の解説文書や取り扱い文書が増えていっていることもあるだろうし、コンプライアンス重視の流れや内部統制の強化と言うことで企業内のさまざまな業務についてきちんとやり方や流れを決めていくという動きも影響していると思われる。

 しかしながら、昨今多くの企業で、マニュアルや手続集の増大に既存のマニュアル管理系のシステムがついていけない状況に陥っているようである。当然この問題は、ユーザやシステム部門の悩みの種になりつつある。

 社内の各部署は新しいマニュアルや手続きを発行し続ける、しかしユーザである社員がこれを読みきれない事態が発生している。さらに読めないばかりかどこにあるのかを捜せない状況になると、ユーザの不満はシステム部門にぶつけられることになる。

 システムなどによるマニュアルや手続き集の管理のポイントにはいくつかあると思うが

ユーザサイドから見ると

  • 観やすいこと
  • 探しやすいこと
  • 最新版が把握できること
  • 参照文書(FAQ集や補足文書)の参照がし易いこと

管理者サイドから見ると

  • ひとつ(ある部分)を改定した場合に影響範囲がすぐ分かって欲しい
  • (後から)当時の規定やマニュアルの照会ができること
  • 定期的な見直しや棚卸を支援する機能

あたりがニーズとして挙げられることが多い。場合によっては上記以外にも非常に細かいニーズが沢山あると思うが、今挙げたニーズだけに絞って見ても、これらをひとつのシステムで全て解決できるソリューションは、現時点では無いようだ。

 昨今企業内コンテンツ管理というキーワードに注目が集まることも増えてきているので、今後各ベンダーから関連ソリューションが徐々に発表されて行くだろうが、それまではとりあえず今あるソリューションの組み合わせや使い方の工夫で対応するしかないようだ。

yoi

« 2006年6月1日

2006年6月5日の投稿

2006年6月6日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
knowledge
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ