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iPhone 2.1になると、日本語入力がゆっくりするようなことがなくなりました。それは本当にいいことでしょうか? キビキビと動作するようになって、心のゆとりをなくしたりしていませんか?
マルチタッチ、加速度センサーという、iPhone特有の機能をフルに使った仮想アイドルアプリが登場しました。「ゆっくりしていってね!!!」
「【ニコニコ技術部】 iPhoneにゆっくりを入れてみた」、これはiPhoneのキラーアプリになると確信しています。
「リクエストが多ければ、iTunes Storeに無料公開を申請するかもよ」とのことなので、コメントを書き込みましょう。
iPhone用の仮想フィギュアはこんなのがありますが、ぜんぜんダメダメだったので、こちらには大変期待しております。
ゆっくりと言えば、こちらのゆっくりも技術的にすごいものがあります。
ニコニコ技術部のターゲットは初音ミクからゆっくりに移りつつあるのでしょうか? すこし心配しています。
世の中いろんな人がいますよね。単なるオルガン風テルミンを堂々と「シンセサイザー」と名乗らせる豪快さんが出てくるとは。
ステファン・ウェレブニー氏の「Synthesizer」というiPhoneアプリがでていましたので試してみました(App Storeへのリンク)。普通のアナログシンセとはかなり違います。
よく言えば、倍音加算方式のシンセサイザーとも言えます。1、3/2、2、8/3、3の正弦波をスライダーで調整してミックスすることで、さまざまなサウンドを出すことができます。とはいえ、古くはハモンドがそうですし、ADSRもなければそれ以外のフィルターもない。これは、倍音加算シンセの唯一のメーカーである河合楽器が怒るぞ。わたしもKAWAIの倍音加算シンセ持ってたので怒る。
演奏方法はテルミン方式で、横方向でタッチすると、音階ナシで再生できます。
そのほかのエフェクトとしては、コーラス、コーラスビブラート、ビブラート、ボリュームがあります。音色プリセットは、正弦波、ロック、フルート、ジャズ、オルガン。うーん、保存はできません。
結論を言うと、買う必要はまったくないです。
それよりも、Noise.ioの値段が14.99ポンドあたりに大幅値上がりしそうなこと、BeatMakerとの統合が企画されていること、というニュースのほうが気になります。
ZDNetのメアリー・ジョー・フォリー氏のブログによれば、Windows MobileにZuneの機能を組み込むという話がでているそうですね(The Register経由)。Windows Mobileの音楽、ビデオ関連はあまり出来がよくないっぽいので、なかなか現実的なてこ入れ方法ではないでしょうか。
このプロジェクトは元MacBUのトップだったロズ・ホー氏が担当しているそうで、Mac OSのよさとかを十分に分かっている人だけにちゃんとしたものになりそうな予感。ピーター・ハディー氏に「コアOSはロバストだけどミドルウェアはダメ」と言われたWindows Mobileの上物が改善となればいい傾向です。
でも日本ではどうするんだろう。Zuneのサービスを始めるの? Windows DRMはどうするの?
Zuneはさておき、表題の件。このプロジェクト名が「Pink」というらしいんですよ。Pinkといえば、これぞベイパーウェアと言われた、Apple幻の次世代OSで、オブジェクト指向やマイクロカーネルなどさまざまな新機能実現のためにスクラッチから作ろうと多大なリソースを投じたことが知られています。結局はデモ機能だけでまったく使い物にならないことが判明し、その一部だけがMac OS 8あたりに採り入れられたりしていました。
結局は、Mac OSのコアOSをどうするかでWindows NT、BeOS、NEXTSTEPのどれをとるかでもめにもめて、ジョブズのNeXTが買収され、それを決断したギル・アメリオはジョブズから追い出されてその後の大成功はみなさんご存知のところ。
そんな由緒あるPinkという名前ですが、MacBUにいたロズ・ホー氏が知らないわけはなく、なにか意味があるんじゃないのかな、と勘ぐったり(笑)
Appleにとってすごく縁起が悪い名前なので、Appleに対抗するプロジェクトにあえてその名前をつけることでチームが対抗意識を燃やせると考えたのかもしれませんね。
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