マリコ駆ける!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) マリコ駆ける!

翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

« 2011年8月29日

2011年8月30日の投稿

2011年8月31日 »

アークコミュニケーションズの社外報funNOTEだが、起業当時から英語版も発行している。

正直なところ、これは翻訳サービスを提供する会社としての意地の部分もある。というのも、配布数で考えると、英語版は日本語版の10分の1以下。しかしながら、社外報作成の手間・費用はそれなりにかかるからだ。

英語版を作成するにあたっては、ただ翻訳するだけが、実は一番手間がかからない。しかしながら、グローバルなコミュニケーションを標榜するアークコミュニケーションズとしては少々つまらない。

費用対効果を考え、出来るだけ手間をかけず、それでいて、単なる日本語の翻訳にならないよう思考錯誤しながら、今日にいたる。

fuNOTE英語版作成にあたっての考慮ポイントはただひとつ、「英語版のターゲットユーザーである海外に在住のNon-Japaneseの方に向く(わかる)コンテンツになっているか?」である。

具体的にどういうことをしているか英語版制作過程を紹介すると・・・

●記事内で大きな編集を行うと返って手がかかるので、記事単位で削除したり追加する

削除例:プレゼントページは、英語版では、海外発送時の税関の煩雑さなどがあだとなり、また重いものを送付する際のコスト高のこともあり、思い切って辞めた

追加例:Let's Study!! Your Cool JAPANという英語で書いたFacebookページを立ち上げたことを紹介

●日本人でないとわかりにくい個所を中心に最小限に書き換える

例えば、弊社がイントラサイトのリニューアル構築をお手伝いしたソニー(株)のスタッフの方々とのインタビュー記事を例にとると・・

・リード文追加(紙の社内報の文化がない方のための補足)

(追記)日本の企業では、社内の最新情報を共有するために「社内報」という冊子を作り、社内のメンバー全員で回覧していました。

・日本語特有の比喩は言い換える

(日)長い文章を書けばいいというものではありませんが、きちんと言葉で伝えるという力は今の時代は衰えつつあるのかなと思うんです。昔ほどみんな言葉を知らないし、難しい四字熟語も分からない。だから、短いフレーズで気軽に発信するといったものが受けていますが、昔ながらの“かわら版的”にイントラサイトのコンテンツを作っていくというのは意味があることだと考えています。

(英)The accumulation of short bursts of information, like on Twitter, has significance, too. However, I realized anew that when it comes to sharing an awareness, lengthy information that digs deep into a single theme is important.

(訳)Twitterのような短い情報の積み重ねにも意味がありますが、意識を共有するという点で、ひとつのテーマをじっくり掘り下げる長文の情報の重要性を改めて感じています)

書き換えれば書き換えるほど、ターゲットユーザーにフィットする文章になるが、それだけ手間もかかる。また、原文の雰囲気を出来るだけ変えないほうがよいという判断をしているので、書き換えは最小限に。

他にどんな工夫をしているのか比較しながら読んでみてください。

funNOTE:夏版

(英語)

http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/en/

(日本語)

http://www.arc-c.jp/funnote/2011summer/

<関連エントリー>

2011.4.7時間対効果が高いマーコムツールの翻訳:オリジナルコンテンツ vs  翻訳コンテンツ

大里真理子

« 2011年8月29日

2011年8月30日の投稿

2011年8月31日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
arc
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ