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翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

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2011年3月14日 »

東北地方のあまりの惨事に言葉もない。

東京でも何人かお亡くなりになられた方がいるが、それでも東北地方の被害に比べれば、通信不通、交通遮断、停電、という「不便」な範疇で被害が済んでいることを幸運に思わなければならない。

一人でも多くの方が救出されることを祈り、出来る限りのことをしたいと思う。
まずは、余震が続く中、もしものことを考え、さらに大きな地震が来ることに備える必要がある。

昨日、震度5強の地震があった時は、立っていられないほどの衝撃と、そしていつ終わるのだろうと思わせる長い揺れにびっくりした。
びっくりしたと言いながら、日本人として地震慣れしているスタッフは、少々のことでビルが壊れるわけでもなしと、冷静だった。
私もロッカーが倒れていないのを確認し、少々ほっとしていた。
そして、当たり前のように仕事に戻っていった。お客様からの仕事の電話も鳴り、お互い地震など関係ないかのように仕事を進めていた。

しかしながら、少々して大きな余震があったときに、アークコミュニケーションズの責任者としてスタッフを広域避難所に誘導する決断をした。

正直なところ、避難する際に巻き込まれるかもしれない二次災害(人ごみの中で怪我をする、ガラスの破片が落ちてくるなど)
を考えると、オフィスの中にいたほうが安全な確率は高いと思った。
論理的にはそう判断していたのだが、避難を選択した理由は下記の通り。

その1:<責任者として、何もしない居心地の悪さ>
私がサラリーマンだったら、きっと仕事を続けたと思う。しかしながら、責任者の立場では、なんだか人命より仕事を優先しているようで無責任に感じたのだ。次に大きな地震が来ないという確たる根拠もないのに。(もっとも来るという確たる根拠もない)
また、私が避難を明言しない限り、避難したいと実は思っているスタッフがそれを要求することはないだろうとも思った。

その2:<2度あることは3度ある>
大きな余震がなかったら、避難させなかったと思う。しかし、立て続けに大きな地震が来るのは尋常ではないと思った。
たとえ安全だとしても、7Fのオフィスでは、地上よりはるかに揺れを感じる。余震が続くことを想定し、不安なままオフィスで過ごすことは精神的によくないだろうと、考えた。

その3:<避難訓練と考えた>
正直ここまで深刻な被害が起きているとは知らなかったので、ついでに避難訓練を兼ねればよいと軽く考えていた。今後、もっと深刻な事態が起きたとき、よりよい対応が出来るようにと。今思うと、大変危険な考えだ。

実際に避難をしてみてわかったのは、スタッフが非常に冷静に的確な判断を下していることだ。(ここは自慢)
・緊急用の連絡票をすぐさまプリントアウトして配る管理部門
・この程度の地震ならば(避難していない会社もたくさんあった)泥棒に入られることを考え、戸締りをきっちりしているスタッフ
・寒さに耐えるための服装、情報収集のための機器を持参するスタッフ。

ぬかりがあったのは、私で、2個持ち歩いている携帯をひとつしかもっていなかったとか、2班に分けたはいいが、各々避難場所が違っていたとか(○○小学校と○○中学校)

さて、避難した際は、1時間大きな余震がなければオフィスに戻ると公言していた。
しかしながら、次々に余震が起こり、収まる様子はない。
収まる様子はないのに、オフィスに戻ろう!と促すのは責任者としてあまりに無責任ではないかと悩んだ。オフィスに戻って被災する可能性もあるわけで、万が一と私の責任の重さをはかりにかけるのなら避難所にいたほうが無難だ。

しかしながら、長丁場になると予測し(交通機関の復旧が遅くなる)、長丁場になるのなら体力温存が大事で、寒いところに長居するのは不適としてオフィスに戻った。

ずっと昔に、とある社長に、私のビジネス判断が遅くて叱られた時のエピソードを思い出していた。
「お前な、戦場で向こうから大砲が飛んできた時に、たとえ右に逃げたらいいのか左に逃げたらいいのかわからなくたって、右に逃げろと指示を出すのが指揮官なんだよ!どっちが正しいかなんて迷っていたら全滅するんだぞ!」

今回の避難で足りていないところが色々わかったが、そもそもこのノウハウを2度と使わないように祈りたい。

大里真理子

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プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

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